信太山駐屯地(司令・古庄信二1陸佐)は8月3日、同駐屯地近傍に在住する女性を対象とした交流会を実施した。当日は部隊見学、防衛講話、女性自衛官との意見交換、体験喫食を行った。7月上旬から自治体広報誌などで応募を募り16歳から年配まで幅広い世代の16名が集まった。希望して来ていた人ばかりのためか色々なものに興味を持ち、質問攻めにあう女性隊員の表情は戸惑いつつ嬉しそうにも見えた。体験喫食ではどの方もその量に驚いていたが、「美味しくて食べ過ぎてしまいました」との声も。
交流会のメインである意見交流会には4名の女性自衛官が駆けつけてくれた。質問の内容は主に、「職場での女性の仕事に制限はあるのか」、「災害派遣には女性も参加しているのか」などで、参加者は男性的な自衛隊をイメージしていたため女性の職域の広さに興味を持っていた。中には自分の娘が自衛隊を希望している母親もおり、自衛隊の中での女性のための体制が整っているかなどの質問もあった。交流会に参加した女性自衛官は、「一般の方々の考えが聞けて、とても有意義な時間でした」と、こちらも楽しんだ様子だった。終わりの時間が近づいてもなかなか話が終わらず、予定時間を過ぎてしまったが、帰り際に「楽しかった。ぜひまたこの様な会を開いて欲しい」と嬉しい言葉をもらい、交流会は終了した。 |