岩崎茂統合幕僚長は8月23日、米国ワシントンDCでデンプシー米統合参謀本部議長と懇談し、日本の防衛と地域の平和・安定、経済的繁栄のために「自衛隊と米軍は引き続き強固な絆を維持しつつ、日米間の防衛協力を強化させるため、共同対処の実効性の向上に努めていく」ことに同意した。両者は「日米同盟の深化」や「アジア太平洋地域の安全保障環境」などについて意見を交換。具体的には、今年4月の日米安全保障協議委員会(2+2)の共同発表と、続く首脳会談に基づき▼適時かつ効果的な共同訓練▼共同の警戒監視・偵察活動▼施設の共同使用、の3つを含む動的防衛協力とアジア太平洋地域での連携強化について、お互いの立場から意見を述べた。今回、岩崎統幕長はデンプシー統合参謀本部議長の招待により米国を公式に訪問したもので、8月19日から24日まで滞在した。 |