4月19日、航空自衛隊松島基地(司令・谷井修平空将補)にF—2戦闘機が降り立った。戦闘機の訓練再開としては東日本大震災から1年1ヵ月ぶりのことだ。
昨年の東日本大震災による津波で、約363ヘクタールある敷地のすべてが水に浸かってしまったため、練成訓練を中断していた同基地。
三沢基地に移動中の第21飛行隊F—2がタッチアンドゴーを繰り返し、基地に活気を与えた。機体を駐在することはまだできないが、今後は段階的に訓練規模を増やし、また津波などに備えるための施設整備なども行っていく。
「飛行訓練を再開できることは感無量です」——谷井司令はこう話した。
まだ完全復旧には時間がかかると思われるが、松島基地は一歩一歩、着実に前進している。 |