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自衛隊ニュース   2012年5月1日号
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第1師団創立50周年
練馬駐屯地創立61周年を祝う
戦車の空包射撃やヘリボン降着等展示も

 桜満開の4月8日、練馬駐屯地で第1師団(師団長・反怖謙一陸将)創立50周年・練馬駐屯地(司令・甲斐芳樹陸将補)創立61周年記念行事が行われた。師団50周年記念石碑の除幕式・植樹式に続き、駐屯地グランドで記念式典、記念イベントが行われ、来賓、OB、隊員家族、また、観覧席確保のため朝早くから行列に並んだ大勢の一般来場者を魅了した。

 記念式典では、招待者、一般来場者が見守る中、整列した師団隷下部隊へ反怖師団長が式辞、石原東京都知事が祝辞を述べた。反怖師団長は、「我々は強くあらねばならない。平素備え無き者は有事役に立たないことを一人一人が深く肝に命じ部隊の任務遂行能力と隊員個人の職務遂行能力の向上に全身全霊で取り組み、国民の負託に応え得るよう日々の練成に覚悟をもって精進することが必要である」などと要望や激励の言葉を送った。
 人員約1400名・各種車両約140両・航空機4機による観閲行進、記念式典に引き続き行われた、記念イベントでは、師団隷下の精鋭が日頃の練成の成果を多種多様な装備品を用いるなどして展示した。観覧席の間近を行き交う偵察用オートバイは立ち乗りによる小銃射撃等を披露。臨場感溢れるヘリボン降着や、土煙を上げて疾走する74式戦車の猛スピード、戦車・火砲の空包射撃が耳をつんざいた。当日はその他に装備品展示、らっぱ吹奏・太鼓演奏の展示、文化展や野外売店なども行われ好評を博した。なお、今回初の試みとして、隊員家族等を招待した前日祭が催され、満開の夜桜を楽しめる前夜祭と合わせ、有意義な憩いのひと時を提供した。


創隊50周年記念行事
350名が参列し盛大に
32普連

 第32普通科連隊(連隊長・芝伸彦1陸佐=大宮)は3月8日、大宮駐屯地で創隊50周年記念行事を実施した。連隊各協力団体、自治体、連隊OB、隊員家族など約350名が参列し盛大な式典となった。式典に先立ち、連隊協力会から寄贈されたさざれ石の除幕式、記念植樹、研修棟では感謝状贈呈式が行われた。常日頃連隊の活動に対して多大なる理解や協力を頂いている協力会1団体、7名の方々に感謝を込め連隊長から感謝状が授与された。
 式典は駐屯地グラウンドで行われ観閲行進で隊員は威風堂々と行進、新たに装備された01ATMを、軽装甲機動車に同乗する隊員が保持し、今年度新編された重迫中隊の砲2門を車両が牽引し披露した。式典終了後、らっぱ吹奏、100人の隊員による新格闘の団体演武、レンジャー訓練展示、装備品展示、体験試乗が行われ、新格闘(百人組手)では徒手技術、小銃技術、約束組手を一糸乱れぬ動作で披露、演武の途中急遽連隊長も参入した。連隊長はキレがあり気迫溢れる演武を披露し拍手喝采を浴びた。装備品展示では炊事車が展示され豚汁を招待者等に振る舞い、「おいしい」「体が温まる」の声と笑顔が溢れていた。その後、駐屯地体育館で行われた祝賀会食では来賓の他、各中隊のOBを囲み盛り上がりを見せていた。最後に50周年を記念し作成された連隊歌5番を全員で合唱し、万歳三唱で祝賀会食は終了した。


ワクワク和気あいあい

 空自入間基地(司令・國分雅宏空将補)は4月21日、人気イベント、第7回「ランウェイウォーク2012」を開催した。
 3倍以上となった応募倍率を突破した当選者と招待者合わせて1400名超が、約4kmのコースを1時間ほどかけて歩いた。親子、また高齢の夫婦の姿もみられ、年齢も0歳の乳児から86歳までと広かった。
 スタート前、國分司令はあいさつで「ご当選おめでとうございます。天気予報は曇りのち雨ですが、ラッキーな皆さんのおかげでなんとか大丈夫でしょう。カレーライスを全員分ご用意いたしましたが、おかわりはご勘弁願います」と話し、参加者を和ませた。
 中部航空音楽隊の先導でスタート。曇り空の下、コースの滑走路を和気あいあいと歩き切ると、野外炊事展示で作った辛さ3段階の「イーグルカレー」にたちまち長蛇の列ができた。皆が食べ終わるころから空自佐渡分屯基地の隊員らが「佐渡鬼太鼓」の演奏。白鬼・赤鬼の舞、獅子舞で楽しませた。
 「入間修武太鼓」の演奏や歩哨犬訓練展示などもあり、航空機や車両の展示はいつも通りの大人気で多くの人を集めていた。


創隊半世紀を祝して観閲式など記念行事
36普連

 第36普通科連隊(連隊長・足立寧達1陸佐=伊丹)は、3月17日に連隊創隊50周年記念行事を行った。
 当日はあいにくの雨模様だったが、吹田市長をはじめ関係自治体、関係機関、協力団体、OB会等の来賓並びに隊員家族が多数訪れる中、観閲式、観閲行進、訓練展示及び祝賀会を行った。
 観閲行進では、普通科部隊としての威容を示し、訓練展示においては高機動車化中隊の陣地攻撃の一連の行動を披露した。その後、場所を駐屯地食堂に移し祝賀会食を行った。会食は和やかな雰囲気の中行われ、「来賓者からは『楽しい時間が過ごせました』との声が多数聞こえ、記念行事を盛大に挙行することができた」(36普連)としている。


雪月花

 5月22日の東京スカイツリー開業で東京への観光客増が見込まれているとか。天空からのパノラマをメディアがこれほど派手に取り上げれば当然だろう。乗降駅を持つ「東武伊勢崎線」は北関東のローカルなひびきだったが、東武スカイツリーラインとちょっとおしゃれな名前でイメージアップをはかる。百年に一度のチャンスにご当地は意気込んでいる。だが地方も負けてはいない。アイデアで面白いと思ったのが石川県の加賀市の山中温泉、片山津温泉、山代温泉観光協会である。旅館の女将さんたちが「レディー・カガ」を結成して誘客に頑張っている。ご存知アメリカの歌手、レディー・ガガをもじったものだ。ツアーで日本に来ていた時、東日本大震災に遭遇、そのまま日本に留まり被災地を慰問するなど知名度も抜群の彼女の人気で協会への問い合わせも増えたようだ。アイデアものをもう一つ、高知県観光協会では龍馬ブームの追いうちとして「リョーマの休日」キャンペーンをはじめた。羽織、袴にブーツの知事さんがグレゴリー・ペックよろしく女優の白田久子さんのオードリー・ヘプバーンをイタリア製バイク「ベスパ」に乗せて走り回るのだ。ポスターは大人気で貼るそばからなくなるらしい、「ローマの休日」あの感動の名作にあやかれるか。どこに行っても似たような国内の観光地と食べ物、関係者はアイデアで突出を競っている。


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