防衛省の政策方針の周知徹底と当面する重要課題の意見交換を目的に、第47回自衛隊高級幹部会同が、自衛隊最高指揮官の野田佳彦首相を迎え9月11日に防衛省で行われた。森本敏防衛大臣、渡辺周副大臣、下条みつ・神風英男両政務官、金澤博範事務次官、鎌田昭良官房長、岩崎茂統幕長をはじめ各幕僚長、部隊・機関の長(将官)ら約180名が出席。野田首相は高級幹部を前に「持てる能力を最大限に発揮する努力を尽くし日々の備えに万全を期していかねばならない」などと訓示した。次いで森本大臣は訓示で「動的防衛力の構築に努めるとともに国際社会の平和と安定のための役割を果たすこと」、「日米同盟の深化・拡大」、「危機管理体制の充実」の3点を要望。引き続き、事務次官説示、統幕長挨拶、国際協力機構理事長・田中明彦氏の講演、防衛大学校・陸上自衛隊の各発表が行われた。 |