ハイチ派遣国際救援隊長(6次要員)の野村悟1陸佐(第25普通科連隊長=遠軽)が9月13、14の両日、防衛省で帰国報告などを行った。13日は関係各所へ挨拶・報告ののち取材に応じ、「8月下旬まで約6ヵ月間、ハイチで活動して参りました。達成感と充実感で一杯です。与えられた任務について、現地の方々、MUNUSTAH(国連ハイチ安定化ミッション)司令部の満足度をしっかり満たして完了できたことが、達成感と充実感の大きな原因になっています」などとコメントした。
翌14日は副大臣室で渡辺周副大臣に帰国報告を行い、続けて、副大臣からハイチ派遣国際救援隊6次要員に第1級賞状が授与された。その後、臨席した金澤事務次官、岩崎統幕長らを交え懇談。7月の閣議でハイチ国際平和協力業務の終了が決定し、現在活動中の7次隊が10月中旬を目途に撤収準備に入る状況下のハイチにおいて推進されている、ハイチへ譲渡される施設器材の操作を現地の若者に教育する「絆プロジェクト」の進捗状況などについて、野村1佐から報告があり、渡辺副大臣から、「次の世代に貴重な経験を引き継いでいってもらいたい。ご苦労様でした」など労いの言葉があった。 |