8月12日、海上自衛隊船越地区で米主催国際掃海訓練出港行事が行われた。
同訓練は、掃海及び潜水に関する技量の向上・参加約20ヵ国海軍との信頼関係の増進を目的に、アラビア半島周辺海域で掃海訓練、潜水訓練、掃海シンポジウムなどを9月16〜27日の日程で行うもの。派遣部隊は訓練派遣部隊長の第51掃海隊司令・河上康博1海佐を筆頭に人員約170名、掃海母艦「うらが」(艦長・触井園淳2海佐)、掃海艦「はちじょう」(艦長・小林倫彦3海佐)で構成され、派遣期間は11月22日まで。訓練海域は日本の主要な石油輸入ルートとして重要なエリアが含まれ、イランがホルムズ海峡の封鎖をほのめかすなど緊張感が高まってもいる。
出港行事は、掃海隊群指令・徳丸伸一海将補を執行者に、部内から自衛艦隊司令官・松下泰士海将ら幹部などが出席し、派遣部隊の家族など約160名が見守る中で行われ、派遣部隊は盛大な見送りを受けて横須賀を出港した。 |