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自衛隊ニュース   2012年11月1日号
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千歳、入間、浜松で同時開催
自衛隊記念日行事「体験飛行」
航空自衛隊
CH—47、YS—11に搭乗し当選者565名が貴重な空の旅

 自衛隊記念日行事の一環として10月13日、航空自衛隊主催の「体験飛行」が行われた。今年は3基地で開催され、千歳基地はCH—47(参加者99名)、入間基地もCH—47(参加者193名)、浜松基地ではYS—11(参加者273名)が空を舞った。三沢基地から千歳基地に向かったCH—47が豪雨のため、三沢から離陸出来ず1時間開催が遅れる等のアクシデントもあったが、それはそれで「飛行機が飛ぶって色々なタイミングが合わさるって事なんだね」と感慨深げに納得していた参加者もいた。
 航空機の中では、外ばかり見ている人、装備品に興味津々な人、写真撮影に余念のない人など様々。防衛省A棟の会議室で厳正に行った抽選、それに当選した人たちがここにいてこんなに喜んでいる。防衛省・自衛隊への理解を更に深めてくれたに違いない。


24年度
65個人、67団体が受賞
防衛協力や募集等の功績に大臣感謝状

 平成24年度防衛大臣感謝状贈呈式が10月13日、グランドヒル市ヶ谷で行われた。自衛隊記念日行事の一環として防衛協力や自衛官募集等で功績のあった方々を表彰するもので、今年度は個人65名、67団体が受賞した。(受賞者は紙面を御覧ください)


厳粛に中央追悼式

 平成24年度自衛隊殉職隊員追悼式が10月13日、防衛省慰霊碑地区で行われた。今年度新たに顕彰されたのは陸自3柱、海自3柱、空自2柱、機関1柱の計9柱で、顕彰者数累計は1831柱。式には遺族のほか、野田佳彦首相、森本敏防衛大臣をはじめ防衛省・自衛隊の高級幹部、歴代大臣、国会議員などが参列し、殉職者の冥福を祈った。午前10時、国歌斉唱に続いて、音楽隊の演奏の中、森本大臣が9柱の名簿を供奉した。次いで特別儀仗隊の捧げ銃とともに参列者全員で拝礼と黙祷を行った。
 野田首相は追悼の辞で「御霊の尊い犠牲を無にすることなく、そのご遺志を受け継ぎ、わが国の平和と独立を守る任務を全力で果たし続けていくことを誓います」と述べ、次いで森本大臣が「本日顕彰させていただいた方々をはじめ、幾多の方々が旺盛な責任感の下、身の危険を顧みず任務の完遂に務め、志半ばにして、その職に殉じられた事実を、決して我々は忘れることがあってはなりません」と追悼の言葉を述べた。
 続けて献花に移り、野田首相、森本大臣、遺族、来賓が順次献花台に白菊を手向けたあと遺族代表の挨拶があり、最後に拝礼、特別儀仗隊による弔銃が行われ追悼式を終えた。


雪月花

 世の中で一番仲の悪いのはお隣さんだと言われている。先ごろ起きた世田谷の事件、86歳の男が62歳の女性を殺害した。日ごろから些細なことで摩擦があったようだ。よそ目には些細と言っても当事者には積もり積もれば悲劇の終末になる。マンションの隣のテレビの音、子どもの泣き声、焼き魚の匂い、こんな問題で自治体に相談に訪れる時代らしい。悩み相談で解決出来なければ引越しという手もあるがこれが国家間の問題になるとそうもいかない。あれほど活発な交流が続いていたわが国の周辺国、大変厳しい状況になっている。所用で先日ソウルに行ったが航空機は半分も埋まっていない、どの便もそうらしい。夏まで明洞(一番の繁華街)は行き交う人たちから日本語がシャワーのように降りそそがれていたが今は日本人観光客は激減、海苔屋さんや化粧品屋さんなどお店の人たちからは「私たちは関係ないのに」と歎かれた。北京行きの便も同じだと聞く、大型機を中型機に変えても満席にならず中には3人席に寝転んでいる客もいるとか。アウトレットの建物の半分を完成させたが後の見とおしが立たない、注文を受けた乾燥あわびの取引がキャンセルになった。筆者の周辺でもこんな話が後をたたない。関係国のチキンレース(がまん比べ)になった感じではあるがわが国が毅然とした姿勢をつらぬくことは当然だ。


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