栃木地本(本部長・小林勇夫1陸佐)は、7月4日那須塩原市立槻沢小学校4年生の総合学習の時間「親子レクリエーション」について、大田原地域事務所の広報官等が支援した。
はじめに、児童43名及びその保護者などに対し、自衛隊の技能を活用した実習(手旗信号、ロープワーク)を行った。
児童たちが手旗を振り、覚えたばかりの信号で「アリガトウ」と送信すると、向かい側の保護者達は、手を振りそれに応えた。
また、ロープワークでは新聞紙などの梱包に役立つ本結び・引き解き結びを学習した。隊員に手を導かれながら真剣に取り組み「できた!」と笑顔を輝かせていた。
次に地域事務所長による東日本大震災における自衛隊の災害派遣活動を伝える講話の後、南極観測船「新しらせ」が持ち帰った南極の氷の説明を実施した。
児童は、本物の南極の氷を目の前に歓喜をあげて興奮した。興味深げに触れたり、匂いを嗅いだり、ソーダ水の様にはじけながら解ける音に耳を傾け、「10万年前の空気の音だね」とロマンに浸っていた。
親子の触れ合い、絆をテーマとした企画の中で「皆さんとお友達になって帰ります」と地域事務所長から挨拶したとおり、児童たちと隊員との触れ合いも多く持つことができた。
最後の質問コーナーでは、元気な児童たちから、「どうして自衛隊に入ったんですか?」「敬礼の仕方を教えて下さい」「制服の色が違うんですね?胸につけてるバッジは何ですか?」「海外には何回くらい行きますか?」「自衛官の人数を教えて下さい。女性のパイロットはいますか?」など、途切れることなく、多くの関心が寄せられた。栃木地本は、「今後も学校や地域の要望に応え、身近で親しみのある自衛隊、かつ、より信頼される自衛隊を広報していきたい」としている。 |