東京地本(本部長・湯浅悟郎陸将補)は3月2日、文京シビックホールで開催された入隊・入校予定者激励会(自衛隊東京音楽まつり)を支援した。東京地本協力10団体が主催し、当日は入隊・入校予定者(家族等含む)約500名と招待者等約850名が来場した。
今回の激励会は2部構成で、第1部では主催者挨拶に続き、東京地本を代表して湯浅本部長がお祝いの言葉を述べた。今回は入隊・入校予定者を代表して、防衛大学校に入校予定の畑昂希さんと一般曹候補生(海)として入隊予定の本田実里さんの2人がそれぞれステージ上で決意表明を行った。畑さんからは、明治天皇御製の和歌を引用しつつ、先人に対する感謝の気持ちや入校に当たっての決意が述べられ、本田さんからは入隊を決意した心境や入隊後に目指すべき方向性などについて、自らの想いが述べられた。
続く、先輩隊員による激励メッセージのコーナーでは、昨年入隊した陸海空の先輩隊員4名がステージに登場。4名はそれぞれ司会者のインタビューに答える形で仕事内容や自らの体験談等を披露し、後輩となる入隊・入校予定者を激励した。その後、司会者による祝電披露や田中防衛大臣及び石原東京都知事からのビデオメッセージが放映され、第1部の最後をゲストバンドである専修大学吹奏楽研究会によるマーチング演奏が締め括った。
第2部では海自東京音楽隊による音楽演奏が行われた。音楽科長・高野賢一1海尉による指揮の下、「東京オリンピックマーチ」など計5曲が披露され、大盛況のうちに終了した。最後に、消灯ラッパのメロディーが会場に流れると、再び先輩隊員4名の勤務風景がメッセージとともにスクリーンに現れ、入隊・入校予定者の1年後の姿を想像させつつ、激励会の幕は閉じられた。終演後、入隊・入校予定者からは、「最後の締めの映像も含めて最高の激励会でした」「春から一般曹候補生として益々頑張ろうと思いました」といった声が寄せられるとともに、父兄からも、「1年後の我が子の成長を楽しみにしたいと思います」といった感想が多く聞かれた。 |