東日本大震災で米軍は、ピーク時で2万人、艦船20隻、航空機140機を投入した「トモダチ作戦」を展開し、救援・捜索や瓦礫除去、物資輸送などの活動を支援した。撤収後も在日米軍の隊員とその家族などは、被災者に対して寄付活動や義援金、援助物資の送付などのボランティア活動を多数行い、このたび、これらの活動に対して君塚栄治陸幕長から感謝状が贈られた。
3月6、7の両日、君塚陸幕長と在日米陸軍司令官のマイケル・ハリソン少将が東北方面隊を共同で部隊訪問。この際、渡邊隆東北方総監と高橋勝夫東北方幕僚長が陪席する中、ハリソン少将に対し感謝状が贈られた。また、震災から1年目の3月11日には、防衛省で江口直也監理部長、森山尚直防衛部長が陪席する中、在日米海兵隊司令官のケネス・グラック中将に感謝状が手渡された。
感謝状には大きく「感謝を込めて」と書かれ、在日米陸軍と海兵隊の隊員やその家族、コミュニティが行った温かいボランティア活動に対する謝意が示されている。 |