皆さん、こんにちは。日々の訓練、お疲れ様です。また、東日本大震災への災害派遣活動、本当にお疲れ様です。自衛隊OBの一人として、皆さんの姿を連日報道などで拝見し、「やはり自衛隊しかできない誇り高き任務であること」をあらためて感じました。
現在、私は徳島県阿波市の四国合同通運(株)で運転手として勤務し、主として関東地方などへの物流(特に大手製薬会社の製品運送など)を行っています。
私の自衛隊での勤務は、香川県善通寺駐屯地にあります陸上自衛隊第50普通科連隊第1中隊での2年間でした。
その間、永続勤務を目標に陸曹候補生合格のために筆記・実技に励んだ時期もありました。しかし、最終的には「自衛隊で学んだことを地元徳島のために役立てて、社会貢献したい」との考えが強かったため、自分なりに職業選択した結果、現在の会社に就職させていただくことができました。
今では、3年目の勤務を迎えた私ですが、最初の頃は「自衛隊時よりも大きな車両を操縦するため、感覚がつかめない」「夜間操縦に慣れない」「運送ルートを覚えられない」など苦労しました。しかし、会社の諸先輩の方々の温かいご指導などで、それらを徐々に克服し、厳しい勤務の中でも自分なりに楽しく充実した日々を送っています。
このような今の自分があるのは、自衛官として培った使命感(「必ず運送業務を完遂するぞ」との意志)、そして体力・気力の賜と感じております。そして、将来の岐路に立った時に、「自衛隊で学んだことを地元徳島のために役立てて、社会貢献したい」という信念を保持したことが、現在の会社への就職につながったと確信します。
そこで、先輩隊員として、任期制隊員の方々に一言申し上げます。私が除隊した頃よりも今の自衛隊勤務は、非常に忙しいということをよく耳にします。そういう今だからこそ、自分の仕事(職務・任務)にしっかりと向き合い(分析し)、そして将来の岐路に立った時には、自分の進みたい道を冷静に判断・決定できるようにしていただきたいと思います(ただ単に、「今の仕事が嫌だから除隊し企業などに就職する」ということではなくて)。 最後になりますが、私は今後も自衛隊OBとしての誇りを持ち続け、運送業務を完遂することにより、四国合同通運(株)により一層貢献したいと考えております。 |