防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2012年4月1日号
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盛大に記念行事を開催
高知駐屯地46周年と創隊6周年祝い
50普連
3・22には第14施設中隊が高知→徳島移駐

 50普連(連隊長・石田和成1陸佐)が駐屯する高知駐屯地の46周年と同連隊の創隊6周年記念の行事が3月18日同所で開催された。同連隊は2010年3月に善通寺から移駐したが昨年は東日本大震災で記念行事が行われなかったので移駐後はじめての式典になった。
 観閲式には中谷元・元防衛庁長官や県知事(代理)に県会議員、市町村長ら来賓多数が出席した。その席で石田連隊長は、「謙虚さをもって、いかなる状況にも対処できるよう訓練に邁進する」と式辞を行った。この日は一般にも駐屯地が開放され、グラウンドでは74式戦車や高機動車が行進したりヘリコプターからの降下訓練、模擬戦闘も披露され、雨の中をつめかけた家族連れなど約3千人が歓声を上げていた。
 また、同所に駐屯する陸自第14施設中隊(中隊長・津田充寿3陸佐 約100人)は3月22日、徳島県阿南市に開設された新駐屯地に移駐した。同中隊は1962年に「第325地区施設隊」として発足し、地元・高知の災害派遣などで約半世紀に渡り活躍してきた。22日には県庁で尾崎正直知事や県会議員20人らの出席で移駐挨拶行事が行われ、知事から「高地県の豪雨などに40件以上の災害出動をしてもらい地元行事にも積極的に参加していただいたことを県民は忘れない」とお礼の言葉があった。また、駐屯地でもセレモニーが行われ、地元民ら約300人は沿道に並び感謝とお別れの声をかけていた。


スポーツよもやま話
根岸直樹
最終目標は精密機械
早く"世界のリョウ"に
道は一つだ突き進め!

 ゴルフ好きの仲間で月一コンペを開いているが、終了後の飲み会でいつも出て来るのが「遼は一体、どうしているんだ」という話。「また予選落ちだろう」「日本で練習したって同じじゃないか」…。
 1月のソニーオープンの予選落ちに始まり、ファーマーズ・インシュランスオープンは13位に入ったが、ノーザントラストオープン72位、アクセンチュア・マッチプレーでやっと17位。3月のプエルトリコオープンで2位に食い込んだが、これはいってみれば「二軍戦」だ。そしてトランジションズ選手権もまた予選落ち…。
 4月のマスターズまでに「しっかり調整して上位に食い込み、日本の皆さんを安心させたい」と、依然として強気だが「ロングショットが曲がり出すと手がつけられない」「グリーン周りは、いまだオレの方がうまい」などと、飲んだ勢いで、応援しているのか、足を引っ張っているのかわからないようなありさまになってきてしまうのだ。
 4度目の出場となるマスターズ(5日から開幕。オーガスタ・ナショナルGC)で石川遼(20)=パナソニック=は09、10年と連続予選落ち。11年に20位に食い込み「先(優勝)が見えてきた」と豪語したものの、12年の海外ツアー成績を見るにつけ「あまり期待しても…」ということになってしまうのか。
 それでも石川は、小学校の卒業文集に書いた「20歳でマスターズ優勝」の夢を捨てていない。「ことしは幸いにも特別一時会員資格を取ることができた。目標を捨てるくらいなら、1月から海外腕試しなんかに出掛けません。道は一つしかない。突き進むだけ」と胸を張る。
 しかし実は3月に日本ゴルフツアー機構の新会長に就任した海老沢勝二氏(77)が気になる発言をしている。石川が今季から主戦場を米ツアーに集中することがほぼ確実なことをも計算に入れて「新しい若手スターを育成する必要がある。20歳前半、30歳台の選手の奮起をうながしたい」と話しているのだ。
 「いつまでも石川頼みではいけない。中堅、若手選手達に頑張ってもらって、国内ツアーのより活性化を計ることが必要。石川は海外でさらに腕を研いて、またひと回りもふた回りも大きくなって帰ってきてほしい。興行はファンあってこそ成り立つものなのだ」と。77歳とは思えぬ柔軟な考えで、やがて始まる国内ツアーの新構想を打ち出している。
 「予選落ちの試合でいつも思うことは上、下半身の動き。スイングが考えていることに反し、バラバラになってしまっていた。去年、国内で未勝利に終わったのも、そういった技術的な問題が重なったからでした。国外でも国内でも同様、打球の精密度を高めるためにも、ボクはドライバー、アイアンを機械的に振ることができれば、と思っています。だから最終目標は精密機械。機械になることです」
 石川はマスターズ終了後、国内開幕戦から出場の予定だという。"雑音"など気にすることはない。「国内だけでなく"世界のリョウ"といわれる存在に早くなりたい」という石川。あたたかく見守っていきたいものだ。


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Congratulations on your graduation!
コングラッチュレイションズ オン ユア グラデュエーション
卒業おめでとうございます

 Hi! How are you doing ?皆さん、いかがお過ごしでしょうか。関東ではやっと桜が咲きました。春の花々がこれから楽しめますね。大学の受験勉強や資格の取得など目標に向かって長期にわたって努力する姿は、他の人にもいろいろと勇気を与えてくれますね。今年卒業された方に心からお祝い申し上げます。さらなる目標に向かって前進してください。

 さて、今回の表現は"Congratulations on your graduation"「卒業おめでとうございます!」。です。Congratulationは、努力して成功した人、めでたいことがあった人に対して贈る祝意の言葉です。最後にsがついて複数形になっているのは、独特の表現法で、おめでとうを何回も(複数)も重ねて申し上げますという意味です。合理的な文法ですね。onの後ろには祝意を述べたい事柄がきます。卒業はgraduation、具体的に言いたければfrom the university(大学の)、入学はentrance,結婚はweddingを入れて言ってみてください。

 新しい年度がはじまり、あたらしい環境で仕事を始められる方も多いと思います。進学でさらに高い知識の取得や課程教育への入校もあると思います。それぞれの新しい環境で楽しく有意義な生活を送りたいものですね。
 ストレスが少ない陽気で明るい生活を楽しみましょう。それでは、皆さん。See ya!


防衛ホーム俳句コーナー

味噌甕の三和土に並ぶ花の冷え    本多令佳
山の端に尾を引き離れ春の月    渋谷乃里子
浮草に載りし落花の行き場なく    石田和子
種を蒔き雨の予報を疑はず    鈴木和加恵
散り急ぐ花の如くに時の過ぐ    中矢岳子
写経場の靴揃へある余寒かな    安田清子
春灯下ベンチが一つ無人駅    桑野英毅
からからに乾く春田の轍跡    清水文江
鞦韆にゴンドラの唄口遊む    石川千枝子
渡舟場の蘆の芽吹きの揃ひけり    木通佳子
紫雲英田の少なくなりし棚田かな    信田重昭
ガス灯に照らされ揺るる夕桜    小窪美和子
花万朶昼を静かに基地の街    辰巳一郎
酒蔵の天窓過ぎる春の雲    都築由佳
駅までの路を斜めに初燕    中尾惠美子
折雛の息を殺して眉を引く    藤野恭子
伊賀燒の芭蕉像建つ駅長閑    小田知佳

   選 者 吟
法の山かけて鶯乱れ鳴く    成川雅夫
(「栃の芽」誌提供)


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