日本列島は今冬、記録的な大雪に見舞われ、各地で過去最高の積雪を記録した。北海道岩見沢市では、42年ぶりに積雪記録を更新する194センチ(1月16日現在)を記録。積雪で生活道路が狭隘となり、市内の交通機関は運休したほか、高齢者の生活や緊急車両の走行に支障が出るなど大きな影響受けた。隣接する三笠市においても累積降雪量が平年の3倍に達し、岩見沢市同様生活に影響を受けた。
北海道知事から豪雪に伴う災害派遣の要請を受けた第12施設群(群長・野路敬也1陸佐=岩見沢)は、1月から2月にかけて、2度にわたり除雪作業等のため出動した。除雪は夜間も続けられるなど、隊員は懸命な活動に当たった。
2度の除雪支援行う
1月18日から22日まで岩見沢市及び三笠市で除雪支援を実施した。両市合わせて約7・7kmの道路の除排雪を行ったほか、約50名の隊員が一人暮らしの高齢者住宅20戸で除雪作業を行った。
大雪は翌月に入ってからも続いた。2月14日には三笠市弥生地区で降雪が継続し、住民が孤立する恐れがあることから、今冬2回目となる災害派遣要請が出された。撤収要請を受けた16日までに延べ200名の隊員が派遣され、使用した車両は延べ90両に上った。 |