2012年12月15日号

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あやさんの美声に酔いしれる 第35普通科連隊(守山)　　2陸尉　　長谷川敬樹

ハイチ時間11月25日午後から、ハイチ派遣隊宿営地において歌手の内田あやさんと、ギタリストで米国を拠点に広く事業を展開する山中条(やまなか・じょう)さんと佳子さんご夫妻による慰問コンサートが行われた。内田あやさん慰問コンサートは、上級部隊である中央即応集団をはじめ多くの方々のご協力があって実現したもので、隊員はこの慰問コンサートに向け周到に準備して心待ちにしていた。 　内田あやさん一行は、宿営地に到着後、派遣部隊との歓迎昼食会に参加し、活動状況の説明受け及び記念撮影の後、慰問コンサートを行った。 　慰問コンサートでは、内田あやさんが山中条さん作曲による10曲を熱唱するとともに、日本舞踊の師範である山中さんの奥様の佳子さんによる華麗な日本舞踊が披露された。慰問コンサート終了後、派遣隊員からアンコールの声が挙がり、特別に1曲をアンコールとして歌われた。隊員は総立ちとなり内田あやさんと一体となって大盛況のうちに終了した。在ハイチ日本大使(倉冨大使)を含む邦人の方々も内田あやさんの美声に酔いしれておられた。 　コンサート終了後に行われた写真撮影会においては、隊員による長蛇の列ができ、派遣隊員からは「暑い中で、一所懸命歌ってくれてありがとうございました。残りの派遣期間を頑張る活力になりました」「ぜひ、名古屋にも来て下さい。またお会いしたいです」といった声が寄せられた。 　写真撮影終了後、コンサートの盛り上がりが冷めやらぬうちに在ハイチ邦人懇親会が行われた。懇親会の中盤には、のど自慢大会も行われ、大いに盛り上がった。また、余興の締めくくりには、日本隊の音楽バンドと内田あやさんとのコラボが実現し、余興の最後を飾った。 　内田あやさんからは「派遣隊の皆さんに盛大に迎えて頂いて感激しました。アンコールまでして頂いて、ライブを盛り上げて頂きました。残すところ1ヵ月ですが、体に気を付けて帰国までお仕事頑張って下さい。また会える日を楽しみにしています」というコメントを頂いた。 　今回の慰問コンサートに出演された内田あやさん、山中さんご夫妻からは本当に多くの元気と癒しを頂いた。 　ハイチでの日本隊の任務も残すところ約1ヵ月となったが、派遣隊一丸となって、初心を忘れることなく、油断せず、ハイチ復興のため頑張っていきたい。

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