5月27日に富士スピードウェイで開催された「第14回BLUE SKY HEAVEN」を、富士学校(学校長・井上武陸将)が支援した。
BLUE SKY HEAVENとは、ハーレーダヴィッドソンが年1回開くイベントで、全国からハーレーライダーがやって来る日本最大規模イベントとして有名。今年はイベントのテーマに「東日本大震災復興支援」も含まれており、現地で様々な活動を行った自衛隊の事を再度国民に認識して欲しいという主催者の気持ちに応えたもの。そのため、平素の自衛隊車両展示とは少し赴きが違い、警務用オートバイ、偵察用オートバイ、31/2トラック、1/2トラック、炊事車、96式装輪装甲車、軽装甲機動車などを展示した。
「自衛隊っていうと戦車だ火砲だって言うけど、こういう装備陳列も自衛隊の任務の一つとして解りやすいよね」とは来場者のひとり。それを聞いて「さすがは自衛隊の地・御殿場の人は我々とは言う事が違う」と主催者。日曜日とあってか、家族連れも多く、オートバイやトラック、炊事車に乗り記念撮影をする人が途切れなかった。「こんなに自衛官の人が気さくで優しいとは思わなかった」と多くの人が感激していた。また、自衛隊の任務や富士総合火力演習、東日本大震災での活動パネル展も多くの人が見ていた。中には、自衛隊の任務の写真をじっと見て動かない子どもも。「自衛隊好き?」と聞くと「大好き!大きくなったら自衛官になるんだ」と答えてくれた。
ライダーは機械や乗り物好きが多く、専門的な質問を自衛官に投げかける姿が多かったのも印象的だった。「東日本大震災の事はもちろん、その時の自衛隊のご活躍も風化させないように自分たちにできる事があればさせてもらいたい」と主催者は言っていた。 |