陸自業務隊等の共済・福利厚生業務等に対する「陸上幕僚長表彰式」が12月5日、防衛省で行われた。この表彰は共済組合業務、福利厚生業務を担当する陸自部隊を陸幕長が表彰するもので、今年度は各業務で優れた功績を収めた8部隊等が受賞した。特に、今年度は通常業務における評価のほか、東日本大震災における支援活動の功績が受賞理由として挙げられた。
陸幕長応接室で行われた表彰式では、君塚栄治陸幕長が受賞部隊長ら一人ひとりに「引き続きお願いする」と労をねぎらいながら第2級賞状と副賞を授与した。最後に陸幕長から挨拶があり、各部隊の功績を改めて称えるとともに「部隊に帰ったら各部隊の隊員の働きを賞賛するとともに慰労して、そしてまた新たな気持ちで頑張ってもらいたい」と激励の言葉がかけられた。
受賞部隊(部隊長等)と主な功績の概要については以下のとおり。
▽衛生学校(東威志陸将補)=部隊長会議等を活用した共済事業の普及徹底、積極的な家族支援
▽自衛隊熊本病院(石川卓志陸将補)=東日本大震災における組合員に対する特例事項の周知徹底、庁内託児所への調整
▽旭川駐屯地業務隊(四月朔日徹1陸佐)=駐屯地朝礼を活用した共済事業の普及徹底、未貸与宿舎解消施策の推進
▽札幌駐屯地業務隊(田草川茂人1陸佐)=売店・食堂部の充実等による魅力化推進、家族参加の駐屯地運動会の実施
▽霞目駐屯地業務隊(田口基文2陸佐)=東日本大震災における売店の無休営業、緊急登庁支援
▽船岡駐屯地業務隊(竹ヶ原稔2陸佐)=東日本大震災における売店の無休営業、緊急登庁支援
▽大久保駐屯地業務隊(中村拓郎1陸佐)=東日本大震災における野外売店の開設、新隊員家族に対する福利厚生事業の説明
▽千僧駐屯地業務隊(田中三津彦1陸佐)=東日本大震災におけるATM稼働時間延長、各種駐屯地行事への家族参加支援 |