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自衛隊ニュース   2012年1月1日号
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団体5人制 国分が3連覇!!
全国自衛隊柔道大会

 第35回全国自衛隊柔道大会が12月3、4の両日、自衛隊体育学校(朝霞駐屯地)で開催され1日目、団体戦第1部(5人制)で陸自国分が見事3連覇を飾った。
 決勝の相手は昨年と同じ陸自久留米。互いに1勝2分けで迎えた5試合目は壮絶な戦いとなったが、相牟田豊2曹が永瀬智啓2曹に優勢勝ち。相牟田2曹は優秀選手賞(大会会長杯)も受賞した。優勝チーム監督の福丸勝広曹長は「各選手が必ず勝つという強い気持ちと執念を前面に出して役割を果たしてくれた。今年は東日本大震災の災害派遣に部員からも多数参加し、まとまって練習する機会も少なかったが、それぞれが今できることを確実に実施した結果が出た」と話した。
 団体第2部(3人制)決勝は海自同士の戦いとなり、護衛艦佐世保が呉を延長戦の末、破り優勝した。
 大会には全国自衛隊柔道連盟会長・中江公人防衛事務次官、特別顧問・先崎一防衛省顧問、同・火箱芳文元陸上幕僚長らが列席する中、日本各地から約70チーム、総勢約800人の陸海空自衛隊員や防衛大学校学生が集まった。
 2日目、個人戦の優秀選手賞(大会会長杯)は81kg級で優勝した堀内将志士長(陸・戦車教導隊)、防衛副大臣杯は無差別級で優勝の松村孝人士長(陸・第8施設大隊)、女子の部優勝の小室明日香2曹(陸・松山)が受賞した。 大会成績は次のとおり
〈団体1部〉▽優勝=国分(陸)▽2位=久留米(陸)▽3位=別府(陸)、神町(陸)
〈団体2部〉▽優勝=護衛艦佐世保(海)▽2位=呉(海)▽3位=防府南(空)、小原台(共通)
〈個人戦〉
【60kg級】▽優勝=野村翔太(陸・都城)▽2位=梨本哲雄(陸・金沢)▽3位=虎口裕輔(防大)、川畑湧誠(陸・都城)
【66kg級】▽優勝=宇田浩幸(陸・神町)▽2位=益村隆太郎(陸・久留米)▽3位=山本尭汰(陸・守山)、船山広幸(陸・立川)
【73kg級】▽優勝=五味達也(陸・朝霞)▽2位=古谷和弘(陸・郡山)▽3位=井浦勇祐(防大)、寺田星雲(陸・金沢)
【81kg級】▽優勝=堀内将志(陸・戦車教導隊)▽2位=西村真司(陸・郡山)▽3位=石川貴志(陸・駒門)、宮原基宗(陸・北熊本)
【90kg級】▽優勝=畑中力也(陸・国分)▽2位=安本一貴(陸・第1空挺団)▽3位=河西龍一(海・下総)、福山慎吾(陸・国分)【無差別級】▽優勝=松村孝人(陸・8施大)▽2位=加賀慎吾(陸・神町)▽3位=佐賀好晃(陸・久留米)、中山二郎(海・佐世保)【34歳以下】▽優勝=田嶋誠(陸・下志津)▽2位=横沢豊和(陸・郡山)▽3位=水戸部誠(陸・神町)、土井英彰(陸・仙台)
【39歳以下】▽優勝=結城則雄(陸・郡山)▽2位=居鶴真(陸・神町)▽3位=樽川聡(陸・仙台)、遠藤敬亮(陸・郡山)
【44歳以下】▽優勝=久村誠(海・呉)▽2位=山崎靖志(海・護衛艦佐世保)▽3位=山口健一(海・江田島)、裕川誠(海・大湊)
【45歳以上】▽優勝=朝日俊夫(海・下総)▽2位=千葉宏文(陸・大和)▽3位=原田恵一(陸・北熊本)、小峰義次(陸・市ヶ谷)
【女子】▽優勝=小室明日香(陸・松山)▽2位=木村理絵(陸・朝霞)▽3位=広村美樹(陸・朝霞)、西川真佑美(陸・久留米)


盛大に節目の第50回
全自合気道演武大会

 第50回全自衛隊合気道演武大会(主催=防衛省合気道連合会、後援=(財)合気会、防衛ホーム新聞社等)が12月3日、(財)合気会の植芝守央道主を迎えて防衛省厚生棟体育館で開催された。
 第50回の節目の大会とあって、午前中の合同稽古には、例年より多目の全国各支部等会員が集い、元気に汗を流していた。
 演武大会は午後1時から始まり、神谷正一大会委員長の開式の辞に続いて全員で国歌を斉唱した。次いで、西正典大会会長(防衛政策局長)が整列した全国支部会員等を前に、東日本大震災で災害派遣活動に従事した隊員の労をねぎらいながら、合気道の神髄について触れ「第50回という記念の演武大会に臨み、日々の鍛錬の成果を存分に発揮するよう」挨拶した。
 来賓を代表して植芝道主が、50年間の防衛省合気道連合会や合気会の大いなる発展について述べ、「この伝統を更に大きく、また、合気道を通じて高い人間性の確立と信頼される自衛隊員を目指すよう」激励した。
 来賓紹介に続いて、折木良一統幕長以下陸海空3幕長等の祝電が披露され、開会式を終了。
 引き続き、西会長の演武を皮切りに、全国32支部・団体、OB等が順次、日頃からの厳しい稽古を積み重ねて会得した高度な技を展示した。最後に、植芝道主が登場、全員が正座して尊敬の念をもって見守る中、総合説明演武を披露すると、完成された合気道の神髄ともいえる技に、会場から思わず大きな拍手と歓声が沸き起こった。
 演武大会終了後、表彰式が行われ、横須賀、善通寺、防大、松島、岐阜の5支部が優秀支部に輝き、西会長から賞状と盾が贈られた。
 また、大会終了後、会場を移して懇親会が開催され、出席者全員で50回の記念すべき大会を祝うとともに防衛省合気道連合会の一層の発展・飛躍を誓っていた。


団体Aは百里Aが優勝
全自衛隊弓道大会

 第39回全自衛隊弓道大会(主催・全自衛隊弓道連合会=会長・枡田一彦人事教育局長)が12月4日、明治神宮至誠館第2弓道場で開催され、北海道から沖縄まで全国から37個チーム・176名が参加した。
 これは、全国規模の自衛隊弓道大会としては唯一のもので、「年に一度、遠く離れた土地の仲間やOBと旧交を温める好機」(参加者)。至誠館は三大射場の一つに数えられる弓道の聖地であり、参加者は、年に一度の大会を良き励みとして日頃の練習に励んでいる。
 松岡誠二教士六段による古式ゆかしき"矢渡し"を皮切りに開会。一つひとつの所作を疎かにせず、結果の如何に関わらず眉一つ動かさず。176名の参加者が粛々と順を追って矢を射る様子は、開会式で枡田会長が「弓道は(弓道を行う隊員の)精神修養の重要な活動の一つ」と挨拶した通りの光景。雲一つない初冬の青空の下、適度な緊張を孕んだ静謐な空気が射場を覆い尽し、弛むことのないまま数刻の時が流れていった。
 3人一組・各自8射、チーム合計24射的中制による団体戦A、審判員が射道を評価する団体戦B、個人戦(各自8射的中制、団体戦出場者は、その成績)の大会成績は次のとおり。
〈団体戦〉【団体戦A】▽優勝=百里A(岡田智光、大西伸明、太崎優)▽2位=防大D(戸鞠寛紀、宮島洋二、常盤冬茂)▽3位=防大B(田中響、森山康平、林川尭正)【団体戦B(射道)】▽最優秀=浜松A(森田修司、森山直己、清水守)▽優秀=百里A▽優良=桂A(野村豊司、中野一博、岡田久幸)〈個人戦〉【五段・称号の部】▽優勝=鶴田育夫(海上 勝連)▽2位=佐久間勝弘(航空 岐阜)▽3位=高木渡(航空 入間)【三・四段の部】▽優勝=林川尭正(防大)▽2位=正端梅太郎(陸上 上富良野)▽3位=立石一真(陸上 松戸)【初・二段の部】▽優勝=田上稔洋(航空 浜松)▽2位=大西伸明(航空 百里)▽3位=森山直己(航空 浜松)【女子の部】▽優勝=長野結衣(防医大)▽2位=龍田芳子(陸上 明野)▽3位=松浦幸子(航空 春日)【隊友の部】▽優勝=川出久男(千葉)▽2位=原田昌彦(埼玉)▽3位=萩野谷綾子(茨城)


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