防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2012年3月15日号
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会場からラジオ生中継!!
茨城地本
人気の長寿番組、初の試みに挑戦

 茨城地本(本部長・太田徹1空佐)は2月21日、ホテルレイクビュー水戸で行われた合同企業説明会に参加した。この際、会場からラジオで生中継し、自衛隊ブースをPRした。
 この説明会は主に大学3年生が対象で、28企業が参加した。今回はFMラジオ番組「自衛隊気ままにトーク」生放送に合わせ、初の試みとしてパーソナリティが説明会の概要やブースでの説明の様子を生中継した。ブースに訪れた女子学生は、「自衛隊は訓練が多い仕事だと思っていましたが、ラジオ番組に出演しているとは驚きました。色々な職域があり興味がわきました」と話しており、好評を得ている。
 茨城地本制作ラジオ番組「自衛隊気ままにトーク」は毎週火曜日午後1時30分から15分間の生放送。現役自衛官がパーソナリティを務め、12年を超える長寿番組だ。茨城地本では「今後も本番組を通じ、募集等に関するタイムリーな情報を発信していきたい」としている。


新ゆるキャラ誕生その名もサイポン
埼玉地本

 埼玉地本(本部長・安藝一1空佐)は昨年、「ゆるキャラデザインコンテスト」と題して埼玉地本のイメージキャラクターをホームページやチラシで公募し、このたび多数の応募作品の中から部員の選考でイラストレーターの海山幸さんの作品を採用した。デザインを元に「サイポン」と命名し、晴れて埼玉地本のゆるキャラとして誕生。早くも地本ホームページで公開され、話題を呼んでいる。
 2月11日、陸自広報センターに最優秀賞を獲得した海山幸さんと、優秀賞の斎藤真衣さんを招いて、表彰セレモニーを実施した。
 最優秀賞として表彰された海山さんは、「埼玉にちなんだ『サイ』と、県章でも使われている『まが玉』をモチーフにした誰もが親しみやすいデザインにしました。埼玉県民と自衛隊を繋ぐ架け橋になれると嬉しいです。家族で自衛隊のヘリの搭乗までさせていただき、とても貴重な体験ができて感動しました」とコメントした。また、優秀賞の斎藤さんは「このような賞を受賞できてとても嬉しいです。初めて自衛隊に触れるいい機会にもなりました」と話している。
 埼玉地本広報では、「今回決まったキャラクターは今後、地本での広報活動やグッズなど様々な場面で活用するほか、『ゆるキャラ王国』である埼玉県の施策と合致させ、将来的にコラボレーションの実現を目指す」と意気込みを話している。


感激! 上空から見た雪祭り
札幌地本

 札幌地本(本部長・藤本憲司1陸佐)は2月11日、北部方面航空隊(隊長・大山雄一1陸佐)の支援を受け、丘珠駐屯地で陸自ヘリUH-1の体験搭乗を行った。この日は天候に恵まれ、快晴の雪景色の中、募集対象者や募集協力者、退職者・予備自衛官雇用企業主等及びジブチ派遣隊員留守家族の33名が参加し、5回にわたりフライトを行った。
 搭乗前には、広報班長(中島1陸尉)の全般説明の後、北部方面航空隊第1ヘリコプター隊の高野曹長による安全教育が行われ、搭乗にあたっての注意事項及びUH-1の概要等を、ユーモアを交えながら説明するとともに、参加者は記念撮影用に用意された機体の前での撮影や、操縦席に座りパイロット気分を体験するなどして搭乗までの時間を有意義に過ごした。
 体験搭乗は約15分のフライトだったが、参加者は機内から冬の札幌の様子を撮影したり、さっぽろ雪まつり会場の様子を上空から眺めて歓声を上げたりと、貴重な体験を楽しんでいた。フライトを終えた参加者からは「雪まつりの大雪像を上空から眺めることができて感激しました!」と、この期間でしか見ることのできない札幌の景色を堪能した様子だった。
 札幌地本では「今後も航空機体験搭乗等を通し、自衛隊の理解の促進及び連携の強化を目的に広報活動を実施していく」としている。


中学生が自衛隊体験
神奈川地本

 神奈川地本上大岡募集案内所(所長・小林一哉1陸尉)は1月31日、横浜市立小田中学校の「総合的な学習の時間(職場体験)」を所長以下若林義章陸曹長、石村直樹2陸曹の3名で支援した。同中学校が自衛隊で就業体験するのは初めてで、今回8名の生徒が自衛隊を"体験"した。
 当日は晴天に恵まれ、中学校からマイクロバスに乗り込み、海自横須賀教育隊を訪問した。午前中は基本教練の停止間の動作・行進間の動作をみっちり学び、お腹がすいたところで自衛隊の食事で一息。午後は思うように船が進まないことに四苦八苦しながらのカッター操船体験、防火訓練場の見学、ロープ結索の体験と盛りだくさんの内容で、特にロープ結索では、担当者から懇切丁寧に教えを受け、「ひと結び」「ふた結び」「巻き結び」「もやい結び」などを手際よく要領を覚えた。充実した内容に、生徒たちは興味を持って熱心に取り組み、最後は「とても面白く勉強になった」と感想を述べた。
 上大岡募集案内所では「この中から将来の職業選択の際に、自衛官を選ぶ生徒が一人でも出ることを期待して、今後もこの支援を継続していきたい」としている。


地元まつりでPR広がる市民との輪
帯広地本

 帯広地本(本部長・城戸正志1陸佐)は各種イベントへの参加に力を入れており、管内最大のイベント「おびひろ氷まつり」に参加した。1月28、29の両日、約16万人が訪れたイベント会場で「自衛隊PRコーナー」を開設、陸海空自衛隊の各種パンフレットやオリジナルカレンダーなどを配布し、自衛隊の概要等について、子供から年配まで幅広い年齢層の来場者にPRした。特に73式小型トラックの展示では、子供たちに大人気で、試乗のために行列ができるほどだった。また、「東日本大震災、災害派遣活動記録」などの映像を放映、行き交う多くの来場者が足を止めた。


「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
(社)金沢法人会 能登秀之
能登氏は平成21年2月、装備施設本部を2空佐で定年退職。58歳

 平成21年2月に市ヶ谷の装備施設本部を最後に定年退職となりました。再就職では田舎の石川県にUターンを希望していましたが、援護のお世話で運よく社団法人 金沢法人会に事務局長で再就職できました。
 法人会は全国各地に442単位法人会があり、全国にある法人企業の半数の100万社が入会している大きな組織です。会の理念は、「良き経営者として企業を発展させ、納税することにより社会の発展に貢献しよう」であります。そのため知識と情報を得るための各種研修会や、法人会役員が小学校を訪問して税金の大切さを教える「租税教室」を実施するなど、社会貢献活動に力を入れています。
 金沢法人会の事務局は5人で、局長といっても研修会・会議等の企画、案内状の作成・発送、会場の調整、支払いまで自ら全てやらなければなりません。空自での職種は生産調達で総務・会計には経験がありましたが、最初の1年は仕事を覚えるのに大変苦労しました。役員さんは全て社長さんでもあり、イベントや会議はうまくいってあたりまえで、何か失敗すると大変です。たとえばある会議で名簿に誤字があった女性の役員さんに「親からもらった名前を誤るとはなにごとか」とお叱りを受けたこともありました。しかし失敗の経験が積み重なって少しずつ一人前になってきたような気がします。また、会員さんとのお付き合いのなかで、改めて社会の防衛に関する関心が高いことや、自衛官に対する信頼が厚いことを認識しました。昨年、援護班の支援をいただいて会員さんに対する小松基地研修を実施しましたが、大変好評であり継続して企業との橋渡しができればと思っています。
 就職先では楽しいことばかりではなく、なんでいまさらと思う仕事もありますが、自分が必要とされているうちが華であり、また就職に尽力してくれた援護や、受け入れてくれた金沢法人会の期待に応えられるようこれからも頑張りたいと思います。


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