陸自湯布院駐屯地(司令・田原義信1陸佐)は2月26日、協力団体の強い要望で、在沖縄米海兵隊の隊員の東日本大震災時の活動に対する「トモダチ作戦返礼会」を行った。
日出生台演習場で1月末から第9回の米海兵隊移転射撃を行っている隊員を対象として、海兵隊約100名、協力団体約100名、自衛官約50名が参加。第1訓練場で203ミリ榴弾砲とMLRSでアーチを作り海兵隊の隊員を出迎えた後、西部方面特科隊音楽部の演奏に合わせて会場へ案内した。
岩男裕二郎後援会長は挨拶で「トモダチ作戦を展開し、私たちの同胞を助けていただいたことに感謝の気持ちを表したくこの交流会を開催しました」と話し、第12海兵連隊第3大隊長・ミアガニー中佐は「私たち両国は、いかなる危機にも対応できるようこれからも密接に活動していくでしょう」と話した。
さらに西部方面総監・宮下寿広陸将から「トモダチ作戦に参加してくれた米海兵隊のすべての隊員に敬意と感謝を表すとともに、諸君らが今後とも変わらない日米同盟関係を現場において担っていることを誇りに思う」とのメッセージが届いた。
海兵隊の隊員はアトラクションとして催された樽割り、餅つき、神楽に参加し、日本の文化に触れるとともに地元住民と親睦を深めた。
最後に米海兵隊のスマイス最先任上級曹長が「このような伝統的な行事で温かい歓迎、おもてなしをしていただき本当にありがとうございます」とお礼を述べ、盛会のうちに終了した。 |