平成23年度航空救難団空輸戦技競技会が2月20日から2月23日までの間、那覇基地及び浮原島訓練場並びに周辺空域において行われた。
この競技会には、三沢、入間、春日、那覇の4個ヘリコプター空輸隊から、隊長以下、機長、副操縦士、機上整備員、空中輸送員、整備員あわせて11名の精鋭が参加し、日頃の訓練の成果を競い合った。
21日から行われた競技では、「飛行」「整備」「指揮所活動」の3部門が実施され、各種目の評価を総合した結果、入間ヘリコプター空輸隊が2連覇の栄冠を勝ち取った。
飛行部門では、飛行競技と地上競技に分けられ、飛行競技では、脅威下での緊急空輸(航法)、浮原島訓練場でのホイストによる人員貨物の吊り下げ及び同訓練場と南浮原島間における機外懸吊を実施した。また、地上競技では、那覇飛行場着陸後、那覇ヘリコプター空輸隊エプロン地区における貨物搭載を実施した。
整備競技では飛行前及び飛行後の点検を実施させ、安全確実な動作及び状況付与による不具合等の発見状況等について評価した。
また、指揮所競技では、山林火災に対する災害派遣の状況付与に対する指揮所活動を実施させ、その活動状況について評価した。
各隊とも隊長の的確な指揮のもと、日頃の訓練成果が随所に表れており、各隊の戦技競技会への積極的な取り組みと意気込みを強く感じさせた。 |