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自衛隊ニュース   2012年2月1日号
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日米共同調整所(横田)の内部公開
CPX 連携し相互運用性高める

 1月11日〜31日実施の日米共同統合演習(指揮所演習=CPX)で使用する在日米軍横田基地の日米共同調整所が1月19日、報道陣に公開された。CPXは有事等における自衛隊と米軍の相互運用性や連絡調整能力を高めることを目的に、コンピュータシミュレーションを用いて行われる演習で、今年度は市ヶ谷地区、在日米軍横田基地等で自衛隊が約1550名、米軍側は約500名が参加している。

 公開されたフロアでは、有事や演習等の際に日米両国から人員が集まり肩を並べて対応するとともに、防衛省(市ヶ谷駐屯地・基地)に設置された調整所と連絡して共同で作業を行う。フロア奥の大型スクリーンの前には、幹部の席が弓状に並べられている。このスクリーンは市ヶ谷と映像と音声をつなげてリアルタイムでの会議が可能だ。
 日米調整所は、東日本大震災においてもそれぞれ設置された。当時、米軍は「トモダチ作戦」と呼ばれる災害救援活動で大規模な支援を実施したが、この調整所を通して現状やニーズを把握し、より迅速で効率的な支援へとつなげた。インタビューに応じたティム・カリー中佐は「演習を通して何度も自衛隊と相互運用性を高めるための調整をやってきているが、それが実際に東日本大震災で活かすことができた。将来的にも継続して続けていく必要がある」と話している。


雪月花

 今年はオリンピックイヤー。自衛隊からの出場内定選手の名前がだんだんとあがっている。その中の一人、高知県出身の自衛隊体育学校山中詩乃陸士長(21)の激励会が高知市で行われた。年末から新年にかけては地元テレビや新聞が大きく特集を組み超有名人になっていたせいもあり国会議員4人を始め知事、首長、関係者ら300人近くが出席し彼女にエールを送った。高知地本の防衛協力12団体の新年会の一環だった。近代五種と言えば筋骨隆々とした選手をイメージする。19世紀ナポレオン時代のフランスで、敵陣を突っ切って自軍まで戦果を報告するため騎兵将校が、馬で敵陣に乗り込み(馬術)途中の敵を銃と剣で打ち倒し(射撃・フェンシング)川を泳いで渡り(水泳)丘を越えて走り抜けた(ランニング)という故事を元に競技化した激しい種目である(会場での杉本嘉章地本長の説明)。正式な数値は知らないが並んでみると山中さんは160cm40kgくらいではないか、なんとか48のメンバーと言っても通じそうなスタイルである。プレッシャーを感じないで頑張ってくださいと来賓の挨拶は決まっていた、しかし同種目初の金メダルをとか、高知県の名前を広めて下さいとこれだけ言われればプレッシャーを感じないわけにはいくまい。小学校の時、「将来の夢はオリンピック選手になること」と書いてタイムカプセルに入れた山中選手。やり残したことのない練習と全力を出し切る試合をしてもらうだけで十分だ。


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