浜田靖一防衛大臣は1月5日、防衛省・自衛隊の高級幹部とともに「ダルマの目入れ」を大臣室で行うとともに、各駐屯地・基地の隊員に向け全国放送で「年頭の辞」を述べた。(年頭の辞全文は次のとおり)
新年明けましておめでとうございます。平成21年の年頭に当たり、私から訓示を申し上げます。
諸官の活動に対して、心から感謝と敬意を表する次第であります。昨年は大変多くの事案等、問題ばかりがクローズアップされた年であります。しかしながら、我々防衛省・自衛隊は、それこそ海外においてもその実力を発揮し、多くの国民の皆様方に、諸官の活動をしっかりと示していただいた結果、国内外において多くの評価を得たところであります。今年はその意味でなお一層の飛躍の年にしたい、このように思っているところであります。しかしながら、これから諸官の歩いていく道は大変厳しいものがあるわけでありますけれども、その中で一つの光明があるとすれば、それは自分たちの任務をもう一度確認をし、そして、正々堂々とその任務を完遂することである、私はこのように考えます。
信頼と忍耐、私はこの言葉を今年の、私自身にとっても、諸官にとっても大きな言葉になるように、それを胸に掲げながら今年一年過ごしたい、このように思っている次第であります。
私は、諸官は国民の皆様方にとって宝である、と常に申し上げてきました。そして、諸官が努力すればするだけ、その宝は大きく国民の皆様方に理解されると思っております。
どうか今年一年精一杯力を発揮して、自分たちの任務をもう一度認識をし直して、今年一年実りある年にしていただきたいと思います。諸官の活躍を心から祈って私からの年頭の辞とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。 |