平成21年度の富士総合火力演習が8月27、29、30の3日間、陸自東富士演習場畑岡地区で行われ、延べ7万1000人が来場した。自衛隊の学生教育と一般広報を目的とする総火演は今回で51回目。富士教導団をはじめとする部隊を中心に隊員約2400人が参加し、戦車・装甲車約80両、航空機25機、各種火砲約40門などが使用された。一般公開が行われた30日には、浜田防衛大臣、陸海空各幕僚長をはじめ、防衛省・自衛隊の高級幹部が訪れた。前段は天候に恵まれ、F―2戦闘機の対地攻撃、第1空挺団の自由降下が行われたほか、陸自の主要装備品が実演を交えて紹介された。後段では普通・特科・機甲共同での戦闘様相が展示され、全装備が使用されるクライマックスの戦果拡張では来場した約2万6000人を魅了した。
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