ソマリア沖・アデン湾で活動を続けている第1次派遣海賊対処水上部隊と交代する第2次派遣部隊(指揮官・在原政夫2護隊司令以下約420名)の護衛艦「はるさめ」「あまぎり」の2艦が7月6日、横須賀と舞鶴の各基地からそれぞれ出港、海上で合流し、ソマリア沖へと向かった。
横須賀基地で行われた出港行事には、浜田靖一防衛大臣、折木良一統幕長をはじめ防衛省・自衛隊の高級幹部、衆参国会議員、関係省庁、日本船主協会、留守家族ら約550人が出席した。浜田大臣は訓示の中で「先月成立した海賊対処法は、諸官がアデン湾に到着し活動を開始する今月後半には施行することになります。外国船舶をも海賊行為から守ることが新たな任務として付与されるなど、厳しい環境の中、立派に任務を完遂して無事帰国を」と激励した。日本船主協会長からの花束贈呈や在原指揮官の出港あいさつに続いて派遣隊員は「はるさめ」に乗艦、大勢の見送りの中、横須賀を出港した。
なお、第1次派遣海賊対処水上部隊(指揮官・五島浩司8護隊司令以下約400名)の護衛艦「さざなみ」「さみだれ」は7月7日までに計36回、107隻の関係船舶を護衛している。また、派遣海賊対処航空隊(司令・福島博1海佐以下約150名)のP―3C哨戒機2機は7月5日現在、計12回の警戒監視・情報収集活動を実施している。
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