防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2009年8月1日号
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スポーツよもやま話
根岸直樹
「おかわり君」本領発揮か
夢でない日本記録更新
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 7月の西武戦で、2試合続けて中村剛也選手(25)のホームランを見せてもらった。27号と30号。いずれも豪快な一発で、蒸し暑さを一気に吹っ飛ばしてくれた。
 本人は「これから日毎に暑くなるので、食事に十分注意して万全の体勢でゲームにのぞみたい。暑いのは嫌いじゃないので、このチャンスにダイエットも心掛けて、スリムになりたいですね」と笑っていたがプロ入り8年、あの丸っこい巨体(175センチ、102キロ)は一向にヤセる気配がない。
 夏に向かっていっそう食欲旺盛。「おかわり君」のニックネームそのままに、相変わらずモリモリ食っているようだ。それが豪快な一発を生む原動力となっていることは間違いない。ただし、佐々木トレーナーは「太っているといっても、ブヨブヨしているわけじゃない、中身のつまったいい筋肉」と太鼓判を押している。
 オリックス戦で打った30号は、文字どおり「超豪快な一発」で、左中間場外の通路まで飛んだ。これは過去、シーズン55本打った日本記録(王、ローズ、カブレラ)に匹敵するペース。これから投手にとって苦手な夏の暑さを考え合わせると記録更新も、と期待が高まってくる。
 中村は02年、D2指名で大阪・桐蔭高から西武に入団した。04年までは一、二軍の間を往き来していたが、05年以降は一軍に定着、この年22本の本塁打を放って「大器」の片鱗をチラつかせる。しかし、その後の2年間はまた鳴かず飛ばずの成績が続いた。
 ちょうどその頃、当時の伊東勤監督が「この男(中村)と中島を、何としてもチームの主軸に育て上げなければいけない」と、オフ返上でふたりを猛烈にシゴきまくっていたのを思い出した。来る日も来る日も、両選手は泥まみれになってシゴキに耐えていたものだ。
 中村は、いまでもひとりになると思い出す「金言」があるという。それは評論家の張本勲氏がいった「いまの若い選手で、気合を入れて練習する男が何人いるか。少しでも楽しくうまくなろうなんて考えてるのなら、プロになんかなるな」のひと言だ。
 「練習は嫌いじゃないから、いくらシゴかれても何とも思わない。(1年)先輩の中島さんの活躍に、ようしという気持ちも強かった。いまでもそうだけど、いいライバルがいてくれて本当に幸せです。これからも負けないように頑張っていきたい」と話す中村。暑さの中で、いよいよ本塁打量産態勢を固めつつあるようだ。
 誕生日(8月15日)が来ると26才。これからどこまで伸び続けるのか。夏の夜空に高く、遠く消えていく豪快な一発の味に、ファンは酔い知れるはず。「おかわり君、もう1本、おかわり頼む!」


HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
You're a chair-bound,paper pusher
ユーア ア チェアー バウンド ペイパー プッシャー
事務所に座りっぱなしだな
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 Hi! 皆さん、いかがお過ごしですか。梅雨が明けましたが、蒸し暑い日が続いています。十分な睡眠と適度な運動が健康を保ちますね。健康も失ってから大切さを実感します。暑い日でも少しずつ体を動かして、気持ちの良い汗がかけたらいいですね。冷房の効き過ぎは体調を崩す原因になります。無理をしないで体を自然に慣らせておくと良いのかもしれません。
 今回の表現は、少し長くなりましたが“You're a chair-bound, paper pusher"「事務所に座りっぱなしだな。」です。Chair-boundは、椅子、あるいは車椅子に依存しているという表現です。いってみれば、椅子に座り続ける状態がつづくことです。Paper pusherは、色々と説がありますが、書類を配る人、机においてある書類をこれを持っていけとばかりに押し出す人という説明があります。全体で、「椅子に座って書類の処理をする人」のことを言います。
 基本的自衛官は、外で働く人、体を動かす人ですから、ある意味こういった勤務状況に入ったときは、自分の立場を的確に表現できることになりますね。
 天気の良い日も悪い日もありますが、体調に気を配り、無理をせず日々の疲れを癒してください。大雨、土石流などの被害にみまわれた地域の皆さんには、一日もはやい復旧を祈念しております。災害派遣お疲れ様です。御身大切に。
 See ya!
(小平学校)〈スワタケル〉


防衛ホーム 俳句コーナー
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四阿に茶会のありし滝開き 本多 令佳
布衣の身となりし同期と宿浴衣 榎  利美
白靴を揃へて籠る写経堂  長尾 花子
口伝もて木遣を習ふ夏の夜  榎本 木作
手花火の玉より咲きし幼き日  後藤 けい
留守の家の上り框に麦藁帽  塩見 惇子
水打つて女将の顔となりにけり  晴山 雅之
宝前の火伏の甕に布袋草  滝澤 緋沙
帰郷せぬ子に想ひ馳せ遠花火  都築 由佳
諦めてしまへば何か爽やかに  内井紀代子
想ひ出の数だけありし京扇  小田切松枝
演習の戦車偽装に萩も添へ  坂元 順一
ご神水大樽に張り神輿待つ  早坂 洋子
割箸の脚のふんばり瓜の馬  牧田カツヱ
ふるさとの軒ごとに揺れ盆提灯  佐藤 秀隆
手花火の余韻を残す路地の闇  細野 清子
逝きし子の蔵書も紙魚を免れず  水島 孝雄
   選 者 吟
池端の木椅子にささくれ油照  成川 雅夫
(「栃の芽」誌提供) 
 「栃の芽」誌をご希望の方は〈栃の芽会連絡先=畠中草史氏TEL042・796・0961〉へご連絡下さい。

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