防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年1月15日号
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訓練検閲を受閲
《8特連》
練成成果発揮し高評価受ける
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 北熊本駐屯地第8特科連隊(連隊長・高橋俊哉1佐)は12月6日から12日までの間、西部方面隊指揮所訓練センター及び日出生台演習場で「陣地防御における指揮幕僚活動、徒歩行進に引き続く陣地占領・師団特科隊の火力戦闘(実射)」を課目に訓練検閲を受閲した。
 訓練検閲前段の指揮所訓練センターにおけるBCTCにおいては、統裁官要望事項の「あらゆる火力戦闘機能を総合発揮せよ。状況の人となり、なすべきことを確実に実行せよ」に応え、師団司令部を始め、師団隷下各部隊と密接に連携して近接航空支援を含めた火力を統制・調整し、師団の防御戦闘で多大な成果を収めた。師団特科隊の陣地占領・火力戦闘では、約30kmの徒歩行進に引き続き、車両等269両、火砲33門が完全無灯火行進して陣地を占領、射撃準備を完了したあと木崎俊造第8師団長に対して「師団特科隊、火力戦闘準備完了」と報告した。
 続いて、侵攻する敵を確認し、同時2任務による即時制圧射撃、情報中隊音源標定等による敵砲兵位置の標定に基づく対砲兵戦を実施した。また、敵ヘリボン部隊降着の情報を受けると、5個大隊(33門)で初弾同時弾着射撃を開始、数分内に約200発の弾丸を発射し、野戦特科部隊本来の火力戦闘要領により、敵ヘリボン部隊を撃破した。この間、連隊長を核心として、日頃の練成成果を発揮し、高い評価を得てすべての任務を終えた。
 総評で木崎師団長から「第8特科連隊の諸行動及び射撃の練度等すべてが高い練度にあることを確認した。今後は、これを土台として更に団結・規律・士気を高め隊務全般にわたり強靱性の強化に努め所命完遂できる部隊を目指してもらいたい」と訓示を受け、訓練検閲を終了した。


第103不発弾処理隊が警察巡回教育行う
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 中部方面後方支援隊第103不発弾処理隊(隊長・尾崎哲真2佐)は、京都府警(11月14日)及び奈良県警(12月9日)の鉄砲火薬業務担当者に対し不発弾の取扱要領について巡回教育を実施した。
 この教育は両警察の要請で実施したもので、不発弾の危険性を深く認識してもらうとともに、不発弾による事故の未然防止を目的とするもので、これと併せて同隊では今後の不発弾処理業務を整斉と行うための機会と捉えたニーズ把握の場としても活用した。
 両警察に対する教育を行った処理班長の小山雅史2尉は、冒頭で「不発弾は危険だと思っている間は安全である」と述べ、不発弾の構造機能、信管及び危険部位等について実物の不発弾(展示品の無火薬)を使用し、肌で触れてもらいながら教育した。
 不発弾は戦後60年以上経過した現在においても各地で発見されており、平成20年12月現在、中部方面管内では大阪市北区の1トン爆弾、名古屋市東区の250kg爆弾をはじめ、手榴弾及び焼夷弾等を含む大小約3トンを回収している。
 教育に参加した警察官はいずれも真剣なまなざしで熱心に受講した。小山2尉は、今後も安全・確実に不発弾処理任務を遂行するため、自衛隊と警察双方の連携強化が不可欠であり、一致協力してさらなる民生の安定に寄与できるよう態勢を維持・構築していくことが必要であると強調して教育は終了した。

メンタルヘルス講習
《真駒内》
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 真駒内駐屯地(司令・越川嘉明1佐)は12月5、8の両日に、隊員のメンタルヘルスに関する知識及び意識の向上と心の健康の維持増進を目的として、社団法人日本産業カウンセラー協会から山村弘美講師を招きメンタルヘルス講話を実施した。2日間で約1400人の隊員が聴講した。
 今回は、中隊長以上の管理者向けと隊員用向けに分けて行われた。中隊長以上の管理者向けは指揮官自身のメンタルヘルスとして、「ストレス」「ストレスへの気付きと対処」「交流分析とエコグラム作図」、リラクセーション法の体験として、「睡眠と呼吸法体験」「自律性統合法・自律訓練法体験」の5項目について、一般隊員は「ストレスについて」「ストレスの気付きと対処」「リラクセーション法の体験」「うつ病予防と職場復帰」の4項目について、それぞれに具体的な対処法等のアドバイスを受けた。隊員の心の健康の維持増進を図る上で大いに参考となる講話となった。

武道競技会を実施
《35普連》
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 12月16、17の両日、第35普通科連隊(連隊長・宍戸勇1佐)は、平成20年度連隊武道競技会を守山駐屯地体育館で実施した。
 第1日目、格闘競技会は午前中3試合を終わった時点で、本部管理中隊が第3中隊、重迫撃砲中隊、対戦車中隊を撃破し大活躍。一方、昨年度優勝し本年度も本命と目された第4中隊が第1中隊に1本差で敗れる大番狂わせもあった。その後は各中隊の星の食い合いとなり、本部管理中隊、第1中隊、第2中隊が、第3中隊の4コ中隊が2敗で並ぶ大混戦となり、第4中隊のみが1敗で優勝を手にし、第1中隊と第3中隊の最終戦に準優勝は持ち越された。両中隊は一進一退の攻防となり、4勝4敗2分で引き分け、勝ち本数で勝る第2中隊が準優勝、第3位が本部管理中隊となった。
 第2日目、銃剣道競技会は本命の第1中隊が予想通り全勝で優勝。準優勝争いでは第2中隊、第3中隊の直接対決で勝者となった第3中隊が第2位、第2中隊が第3位となった。

雪月花
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 新年明けましておめでとうございます。読者のみなさまにとって素晴らしい一年でありますようお祈りいたします。今年も多くの部隊・基地から年賀状を弊社あてに頂きました。広報班全員の集合写真や装備品の写真、イラストなど楽しいものばかりでした。この場からお礼を申しあげます。また個人的にお付き合いのある自衛官や友人からは携帯へのメールが届きましたが去年とは様変わりでした。芸術的なものからマンガティックな絵柄などカラフルなものがいっぱい。デコメールしか知らない筆者には驚きばかりでした。こんなにメール年賀が流行っているのなら将来はメールでお年玉付きになるのではと思っていたところ早速くじ付きのメールが来ました。楽天のラッキーくじ付でした。また旅行先から移動にあわせてお寺や名所の写真を送っていただきました、ご家族で楽しんでいる様子がよく分かります。オーストラリアのエアーズロック(砂漠の真ん中にある世界一大きい岩山)の朝焼けや夕焼けがライブで届いたのにはびっくり。コタツに入りながら国内はもちろん世界旅行の気分も味わえるのだから進歩する通信技術はありがたいことです。来年の年賀状と年賀メールをいまから楽しみにしています。防衛ホーム新聞もお陰様で昨年35周年を迎え当欄で感謝の気持ちを書きましたところ沢山のお祝いと励ましのメッセージを頂きました。これからも初心に帰り努力して参ります。本年もみなさまのご愛読を心からお願い申し上げます。(所谷)

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