防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年1月15日号
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盛大に餅つき大会
《市ヶ谷》
駐屯地・基地の隊員1300名参加
餅つき
厚生棟横で隊員が力強く杵を振るった(12月25日)
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 12月25日、市ヶ谷駐屯地・基地(陸司令・佐藤将補、海司令・森1佐、空司令・冬木1佐)は市ヶ谷自衛隊友の会と港区防衛親交会の協力を得て餅つき大会を開催した。
 この日は、穏やかな天候にも恵まれ、招待者約300名、駐屯地・基地の隊員約1300名が参加した。
 隊員食堂で行われた餅つき大会では、初めに主催者を代表して陸司令の佐藤将補、市ヶ谷自衛隊友の会古屋会長が挨拶、続いて省を代表して岸政務官、来賓を代表して与謝野経済財政政策担当大臣が挨拶をした後、初杵、鏡開きが行われた。歓談は、港区防衛親交会 笠原顧問の乾杯で始まり、参加者は、つきたての餅や雑煮などの料理に舌鼓を打ち楽しく歓談を行うとともに、最近では珍しい杵と臼を使った餅つきを体験するなど師走恒例の餅つき大会は大いに盛り上がった。


遺族会が部隊見学
《国分》
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 第12普通科連隊(連隊長・岩村公史1陸佐)音楽部は11月13日、都城遺族会部隊見学を支援した。
 遺族会員の人達は、特に史料館で展示物を熱心に見入り、館長の説明も時折質問をしながら真剣に聞いていた。その中で遺族会員の女性が「こういう所はいつ来ても涙が出てくる」と言った言葉が印象的だった。その女性は、自身が小学校4年生の時に父親が戦地に赴き以降戻って来なかったという。「父との思い出が忘れられない」と涙ぐみながら話してくれた。自分達は教科書上でしか知らない戦争体験は確かに現実にあり、その女性は体験していた。帰りのバスでは笑顔で手を振っていたが、歴史について改めて考えさせられる部隊見学であった。

初の輸送科最先任曹長サミット開催
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 12月11、12の両日、中央輸送業務隊(横浜駐屯地)で輸送業務担当者集合訓練が実施された。この訓練は、輸送学校長以下輸送科の主要な幹部が参加し「統合輸送体制下における業務処理能力の向上及び陸幕施策等に関する認識の統一」を目的として毎年実施されているもので、今年は、例年の参加メンバーに加え中央輸送業務隊、輸送学校及び各方面輸送隊の最先任上級曹長も参集し、「輸送科最先任上級曹長サミット」と銘打ち会同を実施した。
 会同は、各部隊の施策や問題点などについて意見交換し、和気藹々とした雰囲気の中にも積極的な発言が相次ぎ、時間を延長して行われた。また、サミットには、陸上自衛隊最先任上級曹長付陸曹の大串准尉も参加し、各最先任上級曹長の危惧している事項に対するアドバイスや制度試行2年目の陸上自衛隊最先任上級曹長の指針を伝達した。
 一同、団結を更に強固にするとともに、制度に対する思いを新たにし准曹士の意識改革、活性化を図り、制度の早期普及を目指すことを誓い合った。


クリスマスコンサート開催
近隣住民に感謝込めて
《東音》
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 海上自衛隊東京音楽隊(隊長・熊崎博幸2佐)は12月8日、東京音楽隊奏楽堂(東京都世田谷区)で「クリスマスコンサート」を開催した。これは、近隣の住民に日頃の感謝の意をこめて演奏を楽しんでもらうと同時に、活動の一端を紹介するために、東京音楽隊が毎年この時期に行っており、今回で11回目になる。一足早くクリスマス・ツリーが飾り付けられた会場に、多数の近隣住民が詰め掛けた。
 コンサートは、テレビのスポーツ番組のテーマとして有名な行進曲「コバルトの空」に始まり、大河ドラマ「篤姫」のテーマや「崖の上のポニョ」といった、今年話題となった音楽が次々と演奏された。また、かつて東京音楽隊の庁舎がテレビドラマ「太陽にほえろ!」七曲署として撮影に使われたことを紹介。これにちなんで「太陽にほえろ!」や「西部警察」といった往年の刑事ドラマメドレーが演奏されると、懐かしいメロディの数々に客席は大きな盛り上がりを見せた。
 クリスマスに関連した名曲からは、生誕百周年を迎えたアメリカの作曲家ルロイ・アンダーソン作曲の「そりすべり」と、「ウインター・ワンダー・ランド」が演奏された。
 ラストナンバーはラテン音楽「マンボ・イン」で、その熱く力強いサウンドには一層大きな拍手が送られ、アンコールの拍手に応えて行進曲「軍艦」が演奏された。幅広い年齢層に応えた親しみやすいプログラムは、終始楽しく和やかな雰囲気で進行し、鳴り止まない拍手の中、終演を迎えた。
 寒さ厳しい冬のひととき、楽しい演奏に身も心も温まり、演奏の余韻に浸りながら隊員と楽しく会話を交わす聴衆の姿や、名残惜しそうに帰路に着く姿が印象的であった。

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