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自衛隊ニュース   2009年1月15日号
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新年あけましておめでとうございます
年頭のメッセージ
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防衛副大臣 北村誠吾
国際平和協力活動に主体的に取組む
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 隊員諸官、ご家族の皆様、支援者の皆様、新年あけましておめでとうございます。
 特に、ゴラン高原、ネパール、スーダン、クウェート、在外大使館等国外で勤務されている隊員諸官並びに対領空侵犯措置、警戒監視等への対応のため、年末年始を問わず、任務に従事されている隊員諸官に衷心より敬意を表します。
 さて、防衛省・自衛隊においては、昨年、航空自衛隊によるイラク等での輸送活動を12月に終了しましたが、海上自衛隊によるインド洋での補給支援活動については、今年1月以降も1年間期間を延長して実施されることになります。
 防衛省としては、今後とも「テロとの戦い」をはじめとする国際平和協力活動について、主体的・積極的に取り組んで行く必要があると考えております。
 他方、数々の事故・事案や不祥事が生起したことは、誠に遺憾であり反省しなければなりません。一刻も早く国民の皆様からの信頼を回復するためにも、昨年7月に提出された防衛省改革会議の報告書に示された様々な提言を早期に実現する必要があります。
 私は、常日頃から「汗する」ことが大切だと思っております。隊員諸官は、率先垂範して「体に汗する」ことは勿論ですが、相手を思いやって「心に汗する」ことも忘れず、本年も国内外で、任務や訓練に精励してもらいたいと思います。
 私も新年を迎え気持ちも新たに、武田・岸両政務官の協力を得ながら、浜田大臣を補佐し、全身全霊をもって防衛副大臣の職を務めてまいる所存です。
 末筆になりましたが、隊員のご家族や防衛省・自衛隊に対し、ご支援を賜っております皆様方のご健勝とご多幸を祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

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防衛大臣政務官 武田良太
中東を視察して派遣隊員の苦労実感
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 新年あけましておめでとうございます。新しい年を皆さまと一緒に迎えることができますことを、大変光栄に思いますとともに、その重責に身が引き締まる思いであります。
 昨年を振り返りますと、米国大統領選挙が世界的な注目を集めましたが、我が国としては新政権となっても、BMDにおける協力体制の強化、在日米軍再編の円滑な実施等、これまで通り米国との同盟関係を堅持するものであります。
 一方、国内においては、補給支援特措法の延長が国会において可決され、インド洋における補給支援活動を継続することとなりました。また、航空自衛隊が行っていたイラク復興支援輸送活動を終了し、現在は撤収業務を行っております。
 私も、昨年末、中東において隊員諸官と直に接する機会を得ましたが、それぞれの隊員が、厳しい自然環境下で緊張を強いられる任務を遂行した喜び、或いはこれからも遂行する自信に満ちあふれていたのが大変印象的でありました。
 これらは、国際社会の一員として、その平和と発展に貢献するために、我が国が主体的・積極的に取り組んでいる活動であり、国際社会から高い評価と信頼を得ております。これは、これまで大きな事故もなく安全確実に任務を遂行してきた隊員諸官の努力の成果であると共に、日本において支え続けてこられたご家族のご理解、ご支援の賜物であります。私も、諸官が引き続き任務に集中できるよう、全力を尽くす決意であります。
 最後に、本年が隊員諸官、ご家族並びに平素から防衛省・自衛隊にご支援・ご協力いただいております皆様にとりまして、幸多い年でありますことをご祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
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防衛大臣政務官 岸信夫
防衛省改革会議報告書の提言実現へ
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 日本国内、世界各地で任務に励んでいる隊員の皆さん、ご家族の皆様、明けましておめでとうございます。防衛省の一員として新しい年も皆さんと共に汗を流すことが出来ますことを大変光栄に思いますとともに、責任の重さを痛感いたしております。
 さて、昨年末に補給支援特措法が1年延長されました。日本は原油の約9割を中東に依存しており、アラビア湾からインド洋を通って日本までの間、常に往復で90隻のタンカーが数珠繋がりに往来していることとなります。もし、テロ行為によってこの数珠が切れてしまったとき、我々の生活を支えるエネルギーが絶たれてしまいます。自衛隊が行っているインド洋での補給支援活動はテロに対峙する国際社会の協調行動であると同時に、わが国の国益に資する重要な活動と考えています。
 大臣政務官着任以来、各部隊を視察致しましたが、隊員皆さんの規律正しい行動を目の当たりにすると、一部の人が起こす不祥事によって防衛省・自衛隊全体への評価が損なわれることが残念でなりませんし、国民の生命を守る自衛隊だけに些細なことでも放置するわけには行きません。
 私といたしましては、隊員の皆さんが日夜職務に精励する姿を国民の皆様に紹介し、防衛省・自衛隊の活動について引き続きご理解を得られるよう精一杯尽くす所存でございますし、防衛省改革会議報告書に示された様々な提言の実現に向けた真摯な取り組みこそが、国民の皆様からの信頼回復の源泉になるものと確信しており、大臣政務官として浜田大臣の下、全力で取り組んで行きたいと考えています。
 最後になりましたが、本年が隊員の皆さん、ご家族の皆様にとりまして実り多い一年となりますよう、心からお祈りいたします。

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