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自衛隊ニュース   1133号 (2024年10月15日発行)
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職員へ着任訓示
「先頭立って道切り開く」
 10月1日に石破新内閣が発足し、第26代防衛大臣に中谷元・衆議院議員(高知1区・11期)が就任した。中谷大臣は昭和32年、高知市生まれ。昭和55年に防衛大学校卒業、陸上自衛隊に入隊。同59年に2陸尉で退官、政治の道を志し、平成2年の衆議院議員総選挙で初当選した。平成13年に防衛庁長官、防衛大臣は平成26年に続いて2回目。前回就任時の平成27年には平和安全法制の成立に尽力した。
 再び防衛省に戻ってきた中谷大臣を歓迎するかのような秋晴れの下、栄誉礼を受けた中谷大臣は多くの職員が待つ講堂に移動し、訓示を述べた。石破首相の指示に基づき、「防衛力の抜本的強化」「国民から信頼され、愛される自衛隊」「全ての自衛隊員が働きやすい職場環境の整備」に取り組む方針を示し、「皆様方の先頭に立って道を切り開き、共に努力して国を守るという崇高な使命を果たしていく覚悟です」と決意を述べた。

能登半島災害派遣部隊を激励
「大変頼もしく、誇りに感じた」
 大臣に着任して初めての週末、中谷防衛大臣の姿は石川県能登半島にあった。9月21日の記録的な豪雨で被災した地域で、懸命な災害派遣活動を続ける隊員達を激励するためだ。
 今年元旦に発生した能登半島地震の災害派遣は、8月31日に地域住民からの感謝と拍手に見送られながら撤収した。しかしそのわずか3週間後、復興半ばの被災地を今度は大雨が襲った。自衛隊は石川県知事の要請で速やかに部隊を派遣、10月6日時点においても、陸自と空自が約1100名態勢で被災地に寄り添った活動を継続している。
 10月5日、中谷大臣は朝から空自輪島分屯基地で活動状況の報告を受けた。輪島分屯基地の隊員たち、珠洲市若山地区で崩落やぬかるんだ危険な場所で重機を使い道路を啓開する隊員たち、そして被災者に癒しのひとときを提供するため同市大谷公民館で5日から始まった入浴支援を行う隊員たちを激励し、彼ら彼女らの生の声に耳を傾けた。
 中谷大臣は視察後の記者会見で「本当に若い隊員が一所懸命に地域を支援するというその志、使命感を感じた。被災者に寄り添った隊員の活躍を目の当たりにして、大変頼もしく、そして誇りに感じた」と述べた。また石破首相が掲げる自衛官の処遇改善についても取り組んで行く姿勢を示し、「強い責任感をもって任務に当たる自衛官諸君の処遇改善に向けて、関係省庁とも連携していく」と決意を表明した。
 今回の大雨に係る災害派遣では、人命救助148名、道路啓開約6・5キロ、食事・水・衛生用品等の物資輸送約20トン、給水支援約490トン、入浴を約70人支援している(10月6日時点)。

52年かけ処理4万件到達
第101不発弾処理隊(那覇)

県民守り抜く

 昭和47年(1972年)以来、沖縄県における不発弾の処理を担ってきた那覇駐屯地に所在する第101不発弾処理隊は8月23日、那覇市泊で発見された米国製5インチ艦砲弾の回収をもって通算4万件(累計1184トン)に到達した。
 4万件にあたり第101処理隊長は、隊員を前に次のように訓示した。
 「4万件はゴールではなく一通過点に過ぎない。ただし、諸先輩方が築いてきた安全を第一とする部隊の伝統と、不発弾処理に必要なノウハウをしっかりと継承してきたこと、さらに、自治体・関係行政機関等との緊密な協力があって到達できたのである。部隊が任務を開始して約50年が経ち、処理隊は4万件に達したものの、不発弾の脅威はいまだに県民の生活の身近なところに存在している現況にある。引き続き安全確実を第一に処理活動を行い、不発弾の脅威から沖縄県民を守り抜くという務めを果たしていこう」
 第101不発弾処理隊は52年にわたり着実な処理を積み重ね、無事故でこの日を迎えることができた。引き続き「沖縄県の皆様の安全・安心」のために務めを果たしていく。


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