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自衛隊ニュース   1124号 (2024年6月1日発行)
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令和6年度 富士総合火力演習
ー現代戦における火力戦闘の実相を教育ー
 5月26日「富士総合火力演習」が静岡県東富士演習場で今年も開催された。隊員約2100名、戦車・機動戦闘車約53両、各種火砲38門、航空機12機等が参加し、例年通り昼間・夜間で演習を行った。
 前段・後段と分かれ、前段は各種火砲等の展示、後段は諸職種協同による陣地攻撃における火力戦闘の実相展示となった。ポップアップ(隠顕する標的)などを使用し、スピード感も教育。UAV(無人航空機)が機動戦闘車と連携するなど、情報収集の様相がスクリーンに映し出され「ドローンはあんなに小さいのに画像は鮮明だね」「現代の戦闘なんだね」と驚く声も聞かれた。
 富士総合火力演習とは、見学者に観てもらうショーではなく「学生に火力戦闘の様相を認識させる」ことを目的に1961年から開催されている。1966年には「自衛隊に対する国民等の理解を深める」目的も追加された。今年の目的は「現代戦における火力戦闘の実相を教育する」。
 一般開放は今年もせず、昨年まで行われていたネットでのライブ配信も中止。6月末頃に編集し、解説を加えた動画を公開するとしている。

遠洋練習航海部隊が出国
西周りで世界一周 11カ国12寄港地
幹部自衛官としての船出
 5月20日、令和6年度遠洋練習航海部隊(司令官・西山高広海将補)の練習艦「かしま」「しまかぜ」に乗り込んだ初級幹部約190名を含む約570名が、約6カ月にわたる世界一周の航海に出た。出国行事が行われた東京・晴海ふ頭には鬼木誠防衛副大臣、増田和夫防衛事務次官、酒井良海上幕僚長、穂坂泰外務政務官、国会議員ら部内外の多くの来賓を迎え、隊員家族・友人らを合わせた約550名が詰め掛けた。前夜からの雨は、幹部自衛官としての新たな船出を祝うかのように行事前にぴたりとやんだ。
 鬼木副大臣は訓示で「将来、海上自衛隊の中枢を担う幹部自衛官としての素地をこの航海で確立すること」「国際感覚を養い広い視野を身につけるとともに、日本の代表として訪問国との更なる友好親善を増進すること」を要望した。
 その後、穂坂外務政務官の祝辞等が続き、西山司令官が鬼木副大臣に出国報告を行った。実習幹部らは会場を囲むようにして見守っていた来賓や家族の前を敬礼しながら回った後、「かしま」のタラップを一歩一歩登っていった。正午ごろ「しまかぜ」「かしま」の順に離岸、「いってらっしゃい!」「がんばってこいよ!」等激励を受けながら帽振れで見送られた実習幹部。覚悟を決めてまっすぐ前を見つめる者、不安で涙を浮かべる者、笑顔の者、その表情は様々だったが、半年後は誰もが一人前の幹部自衛官としての自覚を胸に、精悍な顔つきで再びこの日本の地を踏むことになるのだろう。
 遠洋練習航海は、江田島の幹部候補生学校を卒業した初級幹部に対して行われるもので、昭和32年以降毎年実施されており、今回で68回目。今年度は西回りで世界を一周し、遠洋練習航海部隊としては50年振りに南アフリカ喜望峰を経由する。175日間で11カ国12寄港地を巡り総航程は約6万5000キロ、帰国は11月11日を予定している。

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