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自衛隊ニュース   1128号 (2024年8月1日発行)
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海上幕僚長に齋藤海将着任

立ち止まることなく 前へ

 7月19日、第36代海上幕僚長に齋藤聡(あきら)海将(前自衛艦隊司令官)が着任した。同日午前、防衛省儀仗広場で海自幹部自衛官や海幕勤務職員、儀仗隊等約400名に出迎えられた齋藤海将は、栄誉礼を受け酒井前海幕長と共に巡閲を行った。その後、海幕応接室で行われた事務引継ぎでは、酒井前海幕長からの「今後の海上自衛隊をよろしくお願いします」との言葉に、「精強な海上自衛隊を目指し取り組んで行きます。厳しい安全保障環境を考えると立ち止まることはできない。目を前に向けて行きたい。一方で今回の様々な不正等にはしっかりと対応していきたい」と応じた。齋藤海幕長は昭和41年生まれの58歳。平成元年3月、防大卒業(33期)・海自入隊。令和2年8月から護衛艦隊司令官、同3年12月から海上幕僚副長、同4年12月から自衛艦隊司令官をそれぞれ歴任した。


V22「オスプレイ」17機そろう
陸自ヘリ団(木更津)で納入完了式

 「厳しい任務を完遂するための飽くなき練度向上と人材育成を」ーー。島しょ侵攻等各種事態での高い機動性が期待される陸自の新輸送機V22「オスプレイ」の計画されていた17機の第1ヘリコプター団(団長・廣瀬敏彦将補)への配備が完了し7月11日、千葉・木更津駐屯地で納入完了式が行われた。

「飽くなき練度向上を」団長

 木更津駐屯地の滑走路や格納庫内に多くのオスプレイを見掛け、陸自の新たな輸送戦力となる同機の配備が完了したことを印象付けた。
 納入完了式には、オスプレイを配備する1ヘリ団隷下の輸送航空隊隊員をはじめ、防衛省内局・陸自関係者、米軍・米企業関係者ら約200人が出席。
 整列した隊長・姫野智一1陸佐以下の輸送航空隊隊員に対し、廣瀬団長は訓示で、力強く方針を示した。
 団長は、ロシアのウクライナ侵攻など国内外の情勢が厳しくなっていることを踏まえ、「政府は与えられた任務を完遂することとができる強靭な陸上自衛隊の創造に取り組んでいるところであり、ヘリコプター団としても各種事態における統合・共同の作戦運用の実効性向上を主眼として輸送航空隊の戦力化、移駐等の体制移行等に取り組んでいる」と述べた。
 また「従来の航空機にない革新的なティルト・ロータ-機構を持ち唯一無二の性能を有するV22を装備する輸送航空隊は、陸上防衛力における機動展開能力の一翼を担い、平素から有事に至るまでの各種事態に即応し任務を完遂することが求められている」とし、「今後、水陸機動団等と連携し、島しょ侵攻事態等の各種事態における機動展開や国民保護、第規模災害における人命救助、住民の避難等、さまざまな場面での活躍が期待される」と語った。
 さらに、「各種事態等への抑止及び対処の実効性向上のため、V22の戦力化を引き続き推進し、厳しい任務を完遂するための飽くなき練度向上と人材育成を行っていかなければならない」と強調。「いついかなる状況においても確実に任務を完遂し得る『国民から信頼され愛される強靭な輸送航空隊の育成』のため、姫野航空隊長を核心として、隊員一丸となって全身全霊職務に邁進することを要望する」と求めた。
 納入完了式終了後、滑走路に目を転じた。訓練飛行を終えたオスプレイが「任務を果たさん」と声を発するかのように、真っ直ぐ、力強く迫ってきた。

巡航速度はCHの1・7倍

 米軍輸送機V22は、2014年に日本への導入が決まった。
 2020年3月、1ヘリ団隷下に輸送航空隊が新編され同7月、1機目を受領、今年6月、17機目を受領した。17機は第107、第108両飛行隊に配備された。
 巡航速度は現在の主力輸送ヘリコプター、CH47「チヌーク」の1・7倍(時速約465キロ)、航続距離は2・5倍(約2600キロ=機内増槽タンク有)。機内搭載重量はCHと同じ約9100キロ。
 固定翼機(双発機)と回転翼機(ヘリ)を合体させたような独特なフォルムが特徴。離着陸時は機体双方のナセル(エンジン部、プロペラ装着)を垂直にして上昇、下降し、飛行時は水平にして飛ぶ。
 オスプレイの愛称は、急降下して魚などを取るミサゴを意味する。


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