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自衛隊ニュース   1133号 (2024年10月15日発行)
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第3次連隊練成訓練
防御課目の練度向上
<4普連>
 第4普通科連隊(連隊長・小林憲正1陸佐=帯広)は、9月11日から13日までの間、然別演習場において令和6年度第3次連隊練成訓練を実施した。
 本訓練は、冬季連隊訓練検閲の任務完遂を見据え、各中隊に練成訓練の基盤を付与して、防御課目の練度向上を図ることを目的として実施した。
 各中隊は、防御準備間の陣地の偵察・構築、火網の構成及び防御戦闘の一連の行動について演練し、各隊員は自己の任務・役割を認識するとともに、若年隊員に対する指導力の向上を図るなど部隊の練度向上に繋がる訓練とすることができた。
 じ後、連隊は本訓練で得た成果を反映し、良好な点は更に助長し、改善すべき点は速やかな是正を図り、連隊一丸となって更なる健全で精強な部隊となるべく精進していく。

部隊の威信をかけて
9師団射撃競技会
 第9師団(師団長・藤岡史生陸将=青森)は、8月29日から9月4日までの間、岩手山演習場において、令和6年度師団射撃競技会を実施した。
 本競技会は、「部隊の射撃能力の向上」及び「士気の高揚、団結の強化」を図ることを目的に5コ種目で構成され、各部隊は年度当初から練成を重ね、威信をかけて競技に臨んだ。 開会式において統裁官は、「戦闘員としての射撃能力を遺憾なく発揮せよ」、「部隊の勝利を目指して全力を尽くせ」、「安全管理の徹底」の3点を要望して訓示を述べ、部隊の士気が高まった後、熱戦が開始された。
 分隊戦闘射撃の部においては、小銃分隊員8名による陣地攻撃の場面を想定し、攻撃前進しつつ不意に現出する的を射撃し、その命中弾数を競った。
 至近距離射撃の部においては、普通科連隊のAグループは利き腕側及び逆構えの姿勢による体勢変換射撃、普通科連隊以外のBグループは敵・味方の識別を瞬時に判断する射撃を実施し、命中弾数及び得点を競った。
 狙撃の部においては、射手と観測手が連携して射距離不明な的に対し射距離を判定して連続状況下で射撃を実施し、命中弾数及び得点を競った。
 81ミリ迫撃砲及び120ミリ迫撃砲射撃の部においては、陣地占領・射撃準備〜試射〜射撃等の一連の動作で射撃精度と速度を競った。
 各部隊の隊員は、勝利を追求して最後まで戦い抜き、5日間にわたる競技会は、期間中、統裁部及び各隊員の徹底した安全管理意識により、一件の事故等もなく、全ての競技が終了した。
 競技会終了後表彰式が実施され、Aグループは、第39普通科連隊が総合優勝、Bグループは、第9飛行隊が優勝の成果を収めた。各部隊は、今後も部隊の射撃能力の飽くなき向上を目指し、練成を継続していく。

優勝看板奪還で雪辱果たす
39普連が総合優勝飾る
 第39普通科連隊(連隊長・萱沼文洋1陸佐=弘前)は、8月26日から9月5日までの間、岩手山演習場で実施された令和6年度師団射撃競技会に参加した。
 本競技会では、分隊戦闘射撃(攻撃)、狙撃、81ミリ迫撃砲射撃、120ミリ迫撃砲射撃及び至近距離射撃の5種目で競われ、部隊の射撃能力を向上させるとともに、士気の高揚及び団結の強化を図ることを目的に行われた。
 連隊は優勝看板の奪還を目標に掲げ、本年度当初から各射撃野営の場を活用して段階的に練成をしてきた。結果として連隊は、3種目で第1位となり、総合優勝の成果を収め前回の雪辱を果たした。
 各射撃前には宿営地で出陣式を行い、連隊長の号令のもと己を鼓舞し、射撃会場へ前進した。
 連隊は、更なる精強な部隊を目指し、引き続き練成に励む。

HMG対空実射訓練
3者連携、正確な射撃
<2普連>
 第2普通科連隊(連隊長・末本紀彦1陸佐=高田)は8月28日から9月10日までの間、岩手駐屯地及び六ケ所対空実射訓練場(青森県)において、令和6年度12・7ミリ重機関銃(HMG)対空実射訓練を担任した。
 本訓練は旅団隷下部隊、大臣、方面直轄部隊のHMGを装備する部隊要員(78人)に対し、対空射撃時の射弾の誘導要領、組長、射手及び弾薬手の連携要領を修得させることを目的に実施した。
 訓練参加部隊は各駐屯地を出発し、30日・31日の2日間、岩手駐屯地においてシミュレータ訓練及び練度判定を実施したのち六ケ所対空実射訓練場に移動した。到着後、認識の統一、安全教育、射撃予行を行い実射訓練に向けて万全の準備を整えた。
 3日からの実射訓練において、各部隊から参加した隊員は3人1組となり、組長が号令・誘導の射撃指揮をとり、弾薬手の適切な補助を受け、射手は正確な照準・撃発・目標の追随等、三者が連携しつつ対空射撃を行い、標的となる模型飛行機を撃墜した。各部隊は日頃の練成の成果を遺憾なく発揮し、対空戦闘能力の向上を図った。
 なお5日、旅団長が現地視察を行い、訓練の進捗状況を確認するとともに、訓練に参加している隊員を激励した。

総合戦闘射撃訓練
<10即機連>
 第10即応機動連隊(連隊長・小林邦之1陸佐=滝川)は、9月9日から12日までの間、上富良野演習場において、令和6年度総合戦闘射撃訓練を行い、諸職種部隊の総合された火力発揮能力の向上を図るとともに、分散・連携した戦闘における指揮幕僚活動及び戦闘要領について演練した。この際、各級指揮官の状況判断能力の向上を図るとともに、各種ISR(情報収集・警戒監視・偵察)装備、各種システム特にFCCS(火力戦闘指揮統制システム)及び平導院(指揮統制システム)を活用した射撃を行った。併せて、火力支援中隊、機動戦闘車中隊、対戦車小隊及び狙撃班の実射検閲を行い、射撃の精度及び速度を評価して、じ後の進歩向上の資を得た。

中方ナンバーワンを目指せ!
ダイニング甲子園に万全を期す
<米子>
 米子駐屯地業務隊は、駐屯地の生活・勤務環境改善として日々新たな取り組みを行っている。その中で業務隊長の山根木2陸佐と管理栄養士の禰屋技官を主体として糧食班全員で取り組んでいるのが中部方面ダイニング甲子園である。
 ダイニング甲子園の目的は、各駐屯地の食事の質・魅力の向上を目的として年1回、中部方面隊の各部隊が所在地域の特色を生かしたメニューを考案し審査に挑み評価を受ける場であり、昨年度米子駐屯地からは、「たらの変わり揚げダイバシティソース&やみつきキャベツを添えて」を試行錯誤しながら考案しエントリーした。残念ながら入賞には届かなかったものの、その後隊員から意見等を積極的に取り入れ業務隊長及び栄養担当官は日々隊員食堂に出向き、喫食する隊員の生の声を参考に新たなメニュー開発に至った。
 ダイニング甲子園の予選は、写真選考ということもあり駐屯地で高い撮影技術を保有する駐屯地広報室に依頼し、高画質なミラーレスカメラに加えライトアップ等も行い撮影を行った。
 また、隊員の食事風景も撮影し駐屯地の美男・美女を集めSNSによる告知等も行い万全を期した。今年のエントリーメニューは約15センチの特大サイズ・150グラムの鶏のむね肉を使用し米粉を使うことにより、サクッとヘルシーに仕上げた「チキンタツタ」で勝負し方面ナンバー1を目指す。
 駐屯地広報室が主として対応する部隊見学に訪れて食事をした人も満足し、最後に食事の話しをされるほどの好評ぶりである。駐屯地業務隊は、今後も美味しい食事を提供し続け「また来たい米子駐屯地」を具現化しこれからも挑戦していく。

県内3大学栄養士臨地実習
600食料理を経験
<大津>
 大津駐屯地(司令・野崎英二1陸佐)は平成18年から栄養士の臨地実習を依頼されており、今年も、京都府、滋賀県にある3大学校(京都光華女子大学、龍谷大学、滋賀短期大学)計6名に対して協力した。
 実習前に、事前課題として、「隊員が喜ぶ一汁三菜の献立」を作成してもらい、実際に実習期間中に献立に反映した。100食以上を作ったことがない学生にとって、600食といった食数の多さに戸惑いもあったが、下処理・調理・配食と給食全般に携わってもらい、部外委託業者の協力も受け、大量調理ならではの味付けの仕方・作業の効率化の方法など学校では学べない多くの貴重な経験をしてもらうことができた。
 また、学生が作成した献立の説明について、食堂内のマイク放送も挑戦してもらった。隊員から「実習頑張って」「美味しかったよ」「放送聞きやすかったよ」といった、温かい声をかけてもらえ、実習生の気力の源となっていた。さらに、減量に成功した隊員(業務隊・小川3曹)に講和をお願いした。13キロ減量できた実体験だけでなく災害派遣時の話などもあり、実習生から、「身近に自衛隊を感じることができた」「貴重なお話を聞くことができ実習施設が自衛隊でよかった」「人柄に感動した」といった自衛隊に対する好意的な感想も寄せられ、自衛隊の広報活動にも寄与できた。
 実習の受け入れは、各部署との調整も多く、時間を要することもあるが、支援する側も色々なことに気づかされることもあり、とても有意義な実習となった。

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