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自衛隊ニュース   1130号 (2024年9月1日発行)
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ノーサイド
北原巖男
今年の第3四半期
 今年も早や第3四半期に入りました。暦の上では、すでに秋。
 でも、今日も頭が溶けてしまいそうな酷暑。これでもか、これでもか、と言わんばかりに連日続いています。正に、日本国民総暑さとの戦いです。
 更に加えて、日向灘地震を契機に一気に高まった大地震襲来へのおののき。水やお米がスーパーの棚から消える事態も。そして、次から次へと発生する線状降水帯・台風による大規模土砂崩れや浸水。
 いったい日本列島は、どうなっちゃうんだろう・・・。
 そのとき自分は、家族は・・・
 結局は、自分の命は自分で守るしかない。セルフディフェンス。でも、出来ることには限度が。自然の力を前にして、一瞬のうちに完膚なきまでに打ちのめされた惨劇は枚挙に暇無く、ただただ己の非力を嘆く事態に陥るかも知れない。しかし、それでもなお、可能な限りの備えをしておくことは、死活的に重要。0ではなく、例え0・01%でも用意があれば、それが奇跡を生む可能性を否定することは出来ません。
 もちろん、国や自治体は強い危機意識と相互連携を以て、科学の力を活用しながら、ハザードマップの作製、防災・減災対策の構築、迅速かつ的確な災害対処への努力を続けて来ています。
 そして、傍らには、何時いかなる事態の生起に際しても国民の生命・財産を守る使命を有する「行動する自衛隊」の皆さんがいます。皆さんは、自衛隊員であることの誇りと謙虚さを併せ持ち、不断の練度の維持・向上こそが、事に臨んで任務を完遂出来る要諦であるして、厳しい訓練に努めています。
 そんな中、第3四半期早々の9月12日、政権与党自民党総裁選が告示されます。投開票日は、9月27日。
 ベテラン・若手・男性・女性、多くの自民党国会議員が出馬表明や出馬の意向を示しています。派閥解消によるこれまでにない現象です。
 こんなことを申し上げると憤りを買うかもしれませんが、自民党国会議員にとっては、来たるべき国政選挙を戦ううえで総裁としてふさわしい顔であるかどうか、自分にとって都合の良い総裁か否か、に大きな関心があるかもしれません。しかし、そこに留まっていては欲しくありません。
 やはり政権を担う責任政党のトップとして、卓越した統率力を有し、
・政治に対する国民の信頼を取り戻し、国民を導き、この国の進路に誤り無き国家施策を策定・実施して行ける人物。
 ・武力集団である常に国民と共に在る国民の自衛隊の最高指揮官として、時機を逸することなく熟慮・決断・行動出来る人物。
 そんな度量と見識・責任感・人間性を備えた真のステーツマンたるリーダーの選出を願って止みません。
 前述のような大規模自然災害への取り組みをはじめ、新たな自民党総裁・首相になる方の責任は甚大です。台湾・中国・北朝鮮等、混迷の度合いを深めている我が国周辺の国際情勢。直面する経済・財政・社会・福祉・憲法・安全保障・外交等々。
 更に新総裁・首相には、G7諸国と緊密に連携しながら、依然として続くロシアのウクライナ侵略に対する日本としての適切な対応が求められます。来月10月7日に1年を迎えようとしているガザでのイスラエルとハマスの紛争に対する対応も同様です。
 そして来たる11月5日は、ハリス副大統領とトランプ前大統領が激しく争っている注目の米国大統領選挙の投開票日。日本にとって最重要な米国の新大統領の誕生です。新首相には、まずはTOO LATEにならない信頼の絆の構築が急務となります。
 更に11月10日からは、ブラジルのリオデジャネイロでG20サミットが開催されます。新首相として初のマルチでの重要国際会議出席でしょうか。G7首脳との信頼関係構築、ロシア・中国・ウクライナ・グローバルサウス・ASEAN等と、精力的で顔の見える、しかし、決してつま先立ちでない外交活動を期待したいと思います。
 そして、年末には、新内閣として初の2025年度政府予算案の策定が待っています。厳しい経済財政事情の下、新政権としての資源配分のプライオリティが映し出されます。
 大規模自然災害の発生が危惧され、国民や冷徹な国際社会が注視する中、今年の第3四半期は、新総裁・首相にとって、早くもその真価を問われる挑戦の4か月になります。
 
北原 巖男(きたはらいわお) 元防衛施設庁長官。元東ティモール大使。現日本東ティモール協会会長。(公社)隊友会理事

「防人」応援隊
令和6年度新年会 決意新たに
千葉県自衛隊協力会連合会女性部会
 1月20日、千葉県自衛隊協力会連合会女性部会(会長・臼井久美子)主催の新年会を開催しました。会員の他、陸海空在葉部隊及び上級部隊からの来賓、自衛隊を応援する議員と市町村長、関係団体の方々等、総勢150人以上の出席のもと京成ホテルミラマーレを会場に今年も盛大な新年会になりました。
 第一部は、ご退任間もない浜田靖一前防衛大臣の講話。まだ熱冷めやらぬ現場の生のお声を拝聴しました。第二部懇親会では、参加者が自衛隊の方とお話出来る滅多にない機会なので、自衛隊の来賓の方々には席の上下の失礼をお許し頂き各テーブルにお一人ずつ入って頂きました。
 防衛ホームさんの出店ブースでは、珍しい自衛隊カレー、お菓子やグッズを手にとりお土産に購入する姿
は微笑ましい一場面でした。
 地元中学校のPTA会長でもあるマグナム小林さんのバイオリン漫談に大いに笑いました。「笑点」への出演が決まったとの報告、地元の人の活躍は嬉しいものです。
 高橋秀典地本部長の中締めの挨拶、続く浜田智一青年部長音頭の万歳三唱では、自衛隊の皆様全員ステージに並んで頂きました。十数人の制服姿の勢揃いは圧巻でした。参加者一同、どんなにか頼もしく誇らしく
ステージを見上げたことか。
 自衛隊の皆様が活躍しやすい社会を目指して活動していこうと決意を新たにした新年会でした。
 来年は1月18日、同ホテルで開催します。ゲストスピーカーは佐藤正久参議院議員です。皆様の参加ご協力どうぞよろしくお願いします。

部隊初の曹友連合会長が誕生
 7月10日、曹友連合会は、陸上幕僚監部において曹友連合会長交代式を実施した。交代式には筆頭相談役である陸幕人事教育部長の柳裕樹陸将補をはじめ主務相談役(人事第2班長)、総代相談役(陸自最先任上級曹長)、海自先任伍長、空自連合准曹会会長および各方面曹友会長などが参列する中で執り行われ、前連合会副会長で中央会計隊所属の石井裕美子准尉が曹友連合会発足以来、女性で初、市ヶ谷所在部隊からも初となる第14代の曹友連合会長に就任した。
 交代式では前曹友連合会長の吉永永真准尉から名誉会長(陸上幕僚副長)に会旗が返還され、続いて新連合会長に会旗が授与された。
 また、名誉会長から吉永永准尉へ2年間の連合会長としての努力に対し感謝と労いの言葉があり、石井准尉には「さまざまな苦労があると思うが強靭な陸上自衛隊の創造の一翼を担う陸曹団の連携強化を図り、曹友会の活性化に尽力してもらいたい」と激励の言葉があった。

初めてのトマト収穫体験
曹友会イベントで
<美幌>
 美幌駐屯地曹友会(会長・坂田谷英樹陸曹長)は、8月3日、美幌町日並に所在する加藤農園において駐屯地隊員及び隊員家族等に対し、野菜収穫体験を実施した。
 本事業は、美幌町特産物の理解と地域社会との交流を深めるとともに家族間コミュニケーションの充実を図る事を目的として実施した。今回は農園の規模により限定10名という少人数ながら、7種類のトマトの収穫を楽しめる内容であった。
 午前9時30分、隊員と家族が美幌みらい農業センターに集合し加藤農園に移動すると収穫要領の説明を受け、収穫体験を開始した。会場の畑には様々な色や形のトマトが小ぶりながら鈴なりに実っており、今がちょうど熟れ頃で皮に張りがあるトマトを前にして参加者は、「いろんな色のトマトがある!」「味に違いはあるのかな?」と口々に、どのトマトを収穫するか吟味している場面が見られた。
 また、トマトを両手に持ち記念写真を撮影するなど、微笑ましい場面が随所に見られた。参加者は1キロ容量の箱からあふれるほどのトマトを収穫し、午前10時30分、収穫体験が終了した。
 駐屯地曹友会は、9月にも3品目の収穫体験を計画しており、本事業を通じて地域とのふれあいや収穫の楽しさを体験し、かつ隊員と家族等が大切な思い出を作る機会を提供する。

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