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自衛隊ニュース   2010年11月1日号
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観閲官に菅首相
威風堂々「観閲パレード」
自衛隊観閲式
日米安保改定50周年を記念して米軍が初参加
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 平成22年度自衛隊記念日記念行事「自衛隊観閲式」が10月24日、自衛隊最高指揮官の菅直人首相を迎え、朝霞駐屯地で行われた。また、前日には、同中央行事の一環として、防衛省慰霊碑地区で「自衛隊殉職隊員追悼式」が、グランドヒル市ヶ谷では「防衛大臣感謝状贈呈式」が行われた。(関連記事2面)

 24日午前10時半、観閲部隊の中川義章1師団長以下約3800隊員が朝霞訓練場に整列する中、菅首相と北澤俊美防衛大臣が到着、第302保安警務中隊、1師団ラッパによる特別儀仗を受けた。引き続き、観閲台に上がった菅首相に対し全隊員が栄誉礼を行った。
 国旗掲揚に続き菅首相が中川1師団長を伴い、オープンカーで、整列した全部隊を巡閲。来場者は拍手や日の丸の小旗を振って祝賀した。次いで、菅首相が観閲官訓示(全文は2面に掲載)で「自らの任務に関する知識と技量を十分持て」「自らが自衛官であることを常に自覚せよ」「真の勇気の持ち主であれ」と要望した。
 全隊員と車両が順次、観閲行進態勢に移動したあと、徒歩部隊を先頭に観閲パレードが開始された。最初に陸海空合同音楽隊が「凱旋」を演奏しながら入場。続いて国旗を掲げた観閲部隊本部、防大学生隊、防医大学生隊、今年3月に少工校から改編した高等工科学校学生隊、普通科部隊、中央即応集団隷下の空挺部隊、海自部隊、空自部隊、高等看護学院学生隊、陸海空各女性自衛官部隊が順次、一糸乱れぬ行進を披露した。
 徒歩部隊に続き、約240両が参加した迫力の車両部隊パレード。中央即応連隊、今年3月に職種化された情報科部隊(初参加)、ハイチ派遣部隊(初参加)、空自ペトリオット部隊、偵察部隊、普通科部隊、全国から集まった予備自衛官部隊、施設科部隊、化学科部隊、衛生科部隊、需品科部隊、高射特科部隊、野戦特科部隊、戦車部隊の順に、各種装備品を展示しながら轟音を響かせ行進した。パレードの最後にはAH―1、US―1、F―15など、約60機の陸海空航空部隊が式場上空を順次飛行。ラストに日米安保改定50周年を記念して米軍機F―16、UH―60が祝賀飛行を行った。
 この日は各種音楽演奏や、新戦車(初展示)、新無人偵察機システム(初展示)をはじめとする装備品展示なども行われ、式典来場者の注目を集めていた。


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