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自衛隊ニュース   2010年4月15日号
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陸自50連隊が新設高知駐屯地へ
関連記事6〜9面
陸自50連隊
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 陸上自衛隊第50普通科連隊(連隊長・黒田弘人1佐以下約700名)の移駐行事が3月24日、高知市内で行われた。装甲軽車両等に分乗した隊員は県庁前やはりまや橋など高知市の中心部をパレード、市民から温い拍手を浴びた。同26日には、高知駐屯地内で、業務隊の編成完結行事が行われ、真新しい50連隊の看板が本部庁舎玄関前に掲げられた。次いで、同28日、防衛省・自衛隊の高級幹部、衆参国会議員、地方自治体の長をはじめ一般市民ら約3000人が高知駐屯地を訪れ、盛大に開設記念式典が開催された。(写真=徒歩部隊による観閲パレード)


満開の桜も祝服
防大58期入校式
本科538名、幹部自衛官の道目指す
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 防衛大学校(神奈川県横須賀市)の本科第58期学生、理工学研究科前期課程第49期、同後期課程第10期、総合安全保障研究科前期課程第14期、同後期課程第2期学生の入校式が4月5日、満開の桜に迎えられ同校記念講堂で行われた。今期入校者数は、本科538名(理工学432、人文・社会科学106、うち女子40)、留学生23名、理工学研究科前期課程56名(自衛官48、事務官等5、留学生3)、同後期課程9名(自衛官4、非常勤職員3、留学生2)、総合安全保障研究科前期課程16名(自衛官10、海上保安庁1、非常勤職員2、留学生3)、同後期課程7名(自衛官4、非常勤職員3)。
防大
大勢の来賓、関係者が見守る中、五百籏頭校長に入校生代表が宣誓書を託す
防大
力強く宣誓書を読み上げ、幹部自衛官への道を誓う入校生
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榛葉副大臣 午前10時、防衛省・自衛隊の高級幹部、各国駐在武官、来賓、父兄ら多数が出席する中、榛葉賀津也防衛副大臣が臨場、同校儀仗隊による栄誉礼を受けた。全員で国歌を斉唱したあと、五百籏頭眞(いおきべ・まこと)校長が登壇、本科・各研究科課程の学生をそれぞれ任命した。これに対して、各代表学生が力強く宣誓、申告した。
 五百籏頭校長は式辞の中で、日本を取り巻く厳しい国際情勢の中で幹部自衛官の道を選んだ入校生を称えながら「高き者の責務(ノーブレス・オブリージ)を持つよう」また「防大教育の日々の課題に真直に立ち向かい、それを越えることを喜びとするよう」要望、そして「先輩たちに続いて国防への志を新たにし、21世紀の困難な安全保障をその全身をもって立派に担うことを確信する」と激励した。次いで、榛葉副大臣が防大教育訓練の方針である「広い視野」「科学的な思考力」「豊かな人間性」について触れ、「先輩たちの志を受け継いで、深く考え更に努力する国防の担い手になるよう」要望した。最後に、来賓を代表して高嶋博視統幕副長が「統合幕僚監部」の組織を説明しながら、「この4年間に、刻々と変化する科学技術の進展や世界情勢の中で、幅広い見識と柔軟な思考力を養うよう」また、「日々心身を鍛え、文献に接し、一人ひとりが在るべきリーダー像を模索するよう」、後輩に対して心温まる祝辞を述べ、式を終了した。引き続き、学生食堂に場所を移して午餐会が催され、満開の桜とともに入校生の新たな門出を出席者全員で祝った。(写真=榛葉副大臣が「実り多き学生生活を」と訓辞)


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