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自衛隊ニュース   2010年6月15日号
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開発実験団特集6、7面(PDF)

市ヶ谷台ツアー10周年
盛大にセレモニー開く
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 防衛省庁舎群や市ヶ谷記念館を一般公開する「市ヶ谷台ツアー」が今年6月で10周年を迎えた。同ツアーは防衛省が市ヶ谷に移転した平成12年から広報活動の一環として始まり、現在まで約25万人が見学に訪れている。6月5日には10周年を記念したイベントを開催。普段は平日限定のツアーだが、この日は休日に特別開催され、幅広い年齢層の参加者が訪れた。通常の見学コースに加え、10周年を記念したセレモニーと自衛隊車両の体験試乗が行われた。セレモニーでは中江公人事務次官、金澤博範官房長も出席するなか、陸上自衛隊東部方面音楽隊のミニコンサートや自衛隊グッズが当たる抽選会などが催され、10周年の節目を祝った。(関連記事12面)


156日間、12カ国16寄港地訪問
《遠航部隊》
「海上武人としての素養高める」
かしま
帽振れの中、最初の寄港地ハワイへ向け出港する「かしま」
派遣隊員
力強く出国報告する徳丸司令官以下派遣隊員
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 平成22年度海自遠洋練習航海部隊の出港行事が5月26日、防衛省・自衛隊の高級幹部、衆参国会議員、各国大使、協力団体、乗組員の家族ら関係者多数が出席して東京・晴海埠頭HK岸岸で行われた。
 派遣部隊は、練習艦隊司令官の徳丸伸一海将補を指揮官に第60期一般幹部候補生課程修了者約190名(うちタイ王国留学生1名)を含む約730名で、艦艇は練習艦「かしま」「やまぎり」、護衛艦「さわゆき」の3艦。156日間にわたって約5万3000kmを航行し、米国、欧州、地中海、東アジアの12カ国(16寄港地)を親善訪問する。
 午前9時すぎ、榛葉賀津也防衛副大臣が会場に到着、栄誉礼を受け、巡閲したあと、出国行事が始まり、整列した派遣隊員を前に、榛葉副大臣が「訪問国の人々との交流を通じて豊かな国際感覚と物事を多面的に捉えるバランス感覚を身につけるよう」訓示した。来賓を代表して吉良外務大臣政務官が「訪問国との絆をより一層強化することに尽力を」と祝辞。次いで、赤星慶治海幕長が壮行の辞の中で「各訪問国での研修やレセプション等の機会を通じた各国軍人等との交流により、国家と軍というものについて肌で感じてきてもらいたい」、また「諸君が航行する海域は、古来、貿易により我が国の発展と繁栄を支えてきた海の道、シーレーンであるとともに、帝国海軍が先の2回の大戦において数多くの戦を繰り広げた海域でもある。諸君は、我が国の発展を支えた先人の偉業と尊い犠牲を偲びつつ、この航海を海上武人としての素養を更に高める良き機会として研鑽に励んでもらいたい」と激励した。
 水交会、父兄会、隊友会など協力団体から練艦隊司令官、各艦長、実習幹部等各代表に花束が贈られ、徳丸司令官が榛葉副大臣に「遠洋練習航海に出発します」と力強く挨拶し、壮行会が終了。引き続き、徳丸司令官を先頭に乗組員が一列になって「かしま」「やまぎり」「さわゆき」に乗艦、甲板等に整列した。午前10時、帽振れの中、来賓、家族ら大勢の関係者に見送られながら、3艦は最初の寄港地ハワイへ向け出港した。


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