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自衛隊ニュース   2010年7月15日号
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第2弾 頑張れハイチ派遣隊員 6、7面 (PDF 3.2MB)
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航空自衛隊、米空軍が防空戦闘など共同で演練
レッド・フラッグ・アラスカ
レッド・フラッグ・アラスカ
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 航空自衛隊は6月2日から7月2日までの約1カ月間にわたって米空軍の実施する演習(レッド・フラッグ・アラスカ)に参加した。これは、米空軍の実施する演習に参加し、日米共同訓練を行うことによって部隊の戦術技量や日米共同対処能力の向上を図ることを目的としたもので、訓練実施場所は米国アラスカ州アイルソン空軍基地及びエレメンドルフ空軍基地並びに同周辺空域など。訓練に参加したのは、航空総隊と航空支援集団の330隊員で、装備品はF-15×6機、E-767×1機、C-130×3機、KC-767×2機、携SAM追随訓練器材×6セット。これらの参加部隊が米空軍とともに、防空戦闘、基地防空、戦術空輸、空中給油などを演練した(写真)。なお、F-15が日本からアラスカに移動する際に、米軍空中給油機による空中給油を受けた。

自衛隊、米軍、NGO一体に
ベトナム カンボジア
パシフィックパートナーシップ2010開催
揚陸
LCACから陸自医療用車両を揚陸(カンボジアのレアム海軍基地で)
診察
歯科医官が現地の子供を丁寧に診察(ベトナムで)
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 米軍主催の「パシフィック・パートナーシップ2010」が5月23日から7月15日までの約2カ月間にわたってベトナム、カンボジアで開催された。防衛省・自衛隊から海自輸送艦「くにさき」(乗員等約160名)1隻と陸海空3自衛隊混成医療支援チーム(医官、歯科医官、薬剤官、看護官、衛生員等約40名)、民間協力団体(NGO)から医療系団体、災害救援系団体の4団体22名など総勢約220名が参加した。
 輸送艦「くにさき」は5月23日、呉基地を出港、同31日、ベトナムのクイニョンに入港したあと、派遣隊員は米海軍省主催の開会式に臨んだ。翌6月1日、ビンディン省人民委員会副委員長への表敬を皮切りに2日から5日まで、7日から10日までの間、ニョンビン、ハイカン両中学校で医療活動を実施した。8日間で、自衛隊が1296人(内科715、歯科581)、NGOは435人(内科)の計1731人の患者を診療した。また、この間、人員・物資の輸送(医療活動用テントなど)、剣道や折り紙などの文化交流、サッカーなどのスポーツ交歓、米海軍病院船「マーシー」の見学なども行われた。11日、米海軍省主催による閉会式が行われたあと、輸送艦「くにさき」は翌12日、次の寄港地カンボジアへ向け、クイニョンを出港した。
 15日、輸送艦「くにさき」がカンボジアのシアヌークビルに入港したあと、派遣隊員一同は州知事やレアム海軍基地司令を表敬した。翌16日、開会式に続いてシアヌーク州立病院で医療活動を開始した。医療活動は、米海軍病院船「マーシー」やアンドン・トゥーモ小学校でも行われ、自衛隊で1645人(内科1154、歯科491)、NGOが1076人(内科945、歯科131)の計2721人の患者を診療した。また、チア・シム小学校やサクラ学園で現地の子供たちに剣道、日本語教室、折り紙などを通じて日本文化を紹介した。
 27日、各国関係者多数が出席して盛大に閉会式が行われたあと、翌28日、輸送艦「くにさき」はシアヌークビルを出港、シンガポールを経て7月15日、呉基地に帰国する。

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