|
|
2010年7月15日号 |
|
|
築城基地広報ラジオ放送 |
空自初のレギュラー出演番組 |
|
空自築城基地(司令・丸茂吉成空将補)の定期的な広報ラジオ番組『ホットスクランブル』の放送が、基地のある築上町でオンエア中のコミュニティFM局「スターコーンFM」において始まった。航空自衛隊がレギュラー出演するコミュニティラジオ番組は、築城基地が全国初。
同番組が開始されるきっかけとなったのは、4月に行われたスターコーンFM開局10周年記念祝賀会に出席した丸茂基地司令が、スターコーンの林社長や新川築上町長との懇談の中で、「築城基地として、何かスターコーンへ協力をしていただけないか」という話があり、相談の結果、築城基地のコーナーを作ることとなった。
第1回目の収録は6月3日。地域住民に築城基地への理解促進とともに自衛隊に親近感をもってもらえるように、ラジオ広報実行委員会がシナリオ作りをして収録に臨んだ。築城基地からは飛行主任の樋口2佐、飛行場勤務隊長の籾木3佐、司令部監理部渉外室長の増田3佐のレギュラーメンバーとアシスタントの副官付・石和士長が出演、スターコーンFMパーソナリティと和やかな雰囲気の中で番組を進めた。第1回目のゲストは丸茂基地司令が出演。丸茂司令は、基地紹介とともに「番組を通じて基地や自衛隊に関する話題を楽しくお届けしていきたいと思います」と述べた。 |
|
ちびっ子からの贈り物 |
━隊員に花束プレゼント━ |
《福島駐屯地》 |
笑顔の園児とともに |
|
福島駐屯地の森脇良尚司令は6月11日、駐屯地近傍にある愛隣幼稚園の園児達から花束を頂いた。
キリスト教では6月第2日曜が「花の日礼拝」とされており、愛隣幼稚園では毎年これに合わせて地域の働く人に感謝をこめて自宅から持ち寄った花束を贈っている。
この日訪れた元気溢れる41名の園児達は森脇司令をはじめ駐屯地最先任上級曹長や女性隊員など6名の隊員に対しそれぞれ感謝の気持ちを伝え花束を手渡した。森脇司令は「綺麗な花束をありがとう、先生やお父さんお母さんの言う事をしっかり聞いて元気な子供に育ってください」と園児にお礼の言葉を送った。
セレモニーの後、高機動車の体験試乗や防衛館の戦車・ヘリコプターで遊ぶなど、幼稚園や遊園地では味わえない楽しい時間を過ごしていた。 |
|
35普連 格闘競技会で3連覇 |
《守山》 |
|
6月11日、守山駐屯地にで平成22年度師団格闘競技会が開催された。第35普通科連隊(連隊長・宍戸勇1陸佐)は連隊グループで見事優勝し、師団初となる3連覇を達成した。
新格闘の「型」の完成度を競う同競技会は各中隊が6人1個チームとなって、予選及び決勝トーナメントを勝ち抜き、それぞれのチームが獲得したポイント(勝利数)が連隊のポイントとして加算され、その点数で勝負を競うもの。
35連隊は序盤から連戦連勝をして大量に得点を重ね、一気にトップに踊りでると終盤の他の連隊の追い上げにもビクともせず、2位連隊と23ポイント差をつけて圧勝した。宍戸連隊長は「この優勝は全中隊の選手、応援やサポートに徹してくれた連隊全員で勝ち取ったものだ。そして、師団大会3連覇を達成して35連隊の格闘は伝統となった。おめでとう!そしてありがとう!」と偉業を讃えた。 |
|
清掃ボランティア |
《小平駐屯地》 |
|
小平駐屯地(司令・伊藤善寛陸将補)は5月30日、ボランティア活動の一環として駐屯地周辺の清掃活動を実施した。
今回の清掃は、小平市の一斉清掃の日に合わせ、駐屯地修親会と曹友会が共同で計画したもの。当日は職員・家族含め総勢約100人が参加し、駐屯地前の歩道から引き続いて玉川上水沿いに遊歩道を約7キロにわたって清掃を実施した。
小平駐屯地では、「これからも地域の皆様との絆の強化を図り、相互の信頼を深めていく」としている。 |
|
雪月花 |
|
囲碁の名誉棋聖・故藤沢秀行さんの孫で藤沢里菜ちゃんが小学校5年生、11歳で日本棋院のプロテストに合格した。すごいと思っていたらプロ二戦目には9段の男子プロにも勝った。お父さんの一就さんが子供向けに開いている塾で勉強していたのだそうだ。日本棋院始まって以来の最年少の女子初段、これから数々の記録を作っていくことだろう。数年前から防衛省や他の省庁OBたちと名前だけは立派な二木会という囲碁クラブをつくり毎月第二木曜日に楽しんでいる。その例会に知人のお孫さんで藤沢里菜ちゃんと同じ塾のRちゃんが来てくれる。小学校女子2年生・8歳。二人が対局することもあるが里菜ちゃんは本当に強いらしく、今はその里菜ちゃんを目標にしているようだ。二木会では自称アマ四段とか五段のおじいさんにハンディをあげて軽くあしらっている。筆者は三目置かせてもらうが一度も勝ったことはない、ほかのメンバーも似たようなもの。Rちゃんは学校から真っ直ぐ塾に行き、家に帰ったら詰碁に取り組む、解けるまで泣きながら挑戦しているとか。いつかの例会でRちゃんが涙をいっぱいためて考え込んでいた、一戦目に負けた二戦目も形勢不利、そのまま初めての連敗。涙を全部出しきるまで泣きたかったのだろうが後の対局も付き合ってくれた。「プロ根性がもう出来ている」。おじいさんたちの称賛になった。ふたりのRちゃんのプロ対決がマスコミに取り上げられる時は近いのかもしれない。 |
|
|