平成22年度自衛隊音楽まつり一般公募の抽選会が10月14日、防衛省で警務科隊員立会いのもと、厳正に実施された。抽選者は川崎方啓内局広報課長、小野塚貴之陸、山本喜清海、渡邊博史空の各幕広報室長の4名で、応募往復はがきを公演回数(4回)及び券の種類別(一般券、青少年券)に区分して抽選した。また、今回初めてインターネット抽選が公開された。
今回の一般公募は、9月6日から10月8日までの約1ヶ月間、ポスターやチラシ、電話案内で広く呼びかけ、往復はがき及びインターネットで募集を受け付けた。はがき応募数が4万5015通、メール応募数が1万5763通の計6万778通。当選数は1万1200通で倍率は5・4倍となった。
自衛隊音楽まつりは11月19、20の2日間、日本武道館で開催され、「繋がる想い、絆の共鳴」をテーマに陸海空自衛隊の音楽隊をはじめ、第302保安警務中隊、自衛太鼓、防大儀仗隊、在日米陸軍軍楽隊、米海兵隊第3海兵機動展開部隊音楽隊、シンガポール軍楽隊など約1000名に加え、日米安保改定50周年を記念し、米軍軍楽隊から隊長とクラリネット奏者を招待し華麗な音楽演奏やドリルなどを披露する。
プレイベントに3000名集まる
10月11日には、自衛隊音楽まつりを更に盛り上げるためのプレイベントが新宿ステーションスクエアで開催された。
イベントでは、陸上自衛隊中央音楽隊によるミニコンサートが3回に分けて開かれた。音楽隊員18名が「イン・ザ・ムード」「レッツ・ダンス」などの4曲を披露し、アルタ前広場に集まった約3000名の観客を魅了した。ピクルス王子やパセリちゃん、あづま君のキャラクターも会場に現れ、音楽まつりのチラシを配るなど積極的にPRした。この模様は動画配信サイト「ユー・ストリーム」で生中継するとともにスタジオアルタの大型スクリーンで放映された。
また、会場では自衛隊の災害派遣活動等を記録した写真パネルや装備品が展示され多くの人の足を止めたほか、キャラクターとの写真撮影には特に子供から人気を得るなど幅広い年齢層に対する自衛隊広報に成功していた。 |