榛葉賀津也防衛副大臣が3月18日、装備施設本部(岡崎匠本部長)に設置したハイチ派遣隊技術支援チーム(約30名)を視察、現地の状況報告を受けるとともに直接職員に声をかけて激励した。この技術支援チームは、2月24日から順次現地に派遣されている技官3名と連絡を取り合いながら国連に提出する耐震診断レポートを24時間体制で作成している。
ハイチ派遣国際救援隊第2次隊(隊長・福永正之1陸佐以下約350名=第5旅団主力)の一員として初めて現地に派遣された技官は南雄介部員(経装局施設技術官付)、植田良治専門官(経装局施整課5班)、坂本倫嗣係長(装本施計課計調1)で、陸自派遣隊員と常に行動を共にして活動を続けている。
この3名は、地震で被災した建物の耐震診断を行う建築資格(1級建築士、応急危険度判定士)を取得しており、耐震診断の手順や診断項目などを国連に提案するとともに日本の提案する手法で診断を行っている。
活動期間は約1カ月間で、国連からはポルトープランス市と近郊都市の建物約40棟などの診断を依頼されており、現地の建物の構造上の特徴(ハイチスタンダード)を把握しながら耐震診断を実施している。
ログベースにある国連文民警察などの事務所から耐震診断を開始して以来、3月18日までに10棟を診断している。
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