|
|
2010年4月1日号 |
|
|
予備自衛官・高野陸士長 |
多摩消防署から表彰状 |
迅速な応急処置で人命救助 |
|
予備自衛官の高野泰光陸士長(29)が3月18日、人命救助に貢献したとして東京消防庁多摩消防署から表彰を受けた。
3月10日、東京・多摩市の聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターで警備員として勤務中だった高野予備陸士長は、レストランから客が食事中に物を喉に詰まらせたとの通報を受け、救急隊に連絡するとともに現場に急行した。レストランでは83歳男性が呼吸困難な状況で倒れており、応急処置を行ったところ男性は異物を吐き出し一命を取りとめた。
高野予備陸士長は東心綜合警備保障株式会社に勤務。予備自衛官として応急救護の訓練を受けているほか、一昨年には応急手当普及員の資格を取得し、消防署の要望を受けて3ヶ月に1回程度、中学校などで気道異物除去やAED使用の方法を教えている。「繰り返し練習することが今回役に立った」と話すように、日頃からの地道な活動が今回の迅速な対応に結びついた。 |
|
1普連がV2 |
―全自徒手格闘大会ー |
|
第26回全自衛隊徒手格闘選手権大会が3月13、14の両日、自衛隊体育学校球技体育館で開催された。今年も全国から精鋭が集まり、熱戦を繰り広げた。
開会式で、大会会長の角南良児陸将補が「選手諸官は最後の最後まで必勝の信念をもって競技に臨んでもらいたい」と挨拶し、選手たちのボルテージが上がる中で大会がスタートした。
団体戦では、昨年の準優勝チーム・滝ヶ原支部、同じく第3位だった第1空挺団Aなどのシードが次々に倒れるなど予想の難しい展開に場内は熱気に包まれた。
決勝戦は、シードで唯一、順調に勝ち進んでいった第1普通科連隊Aと第32普通科連隊が対戦。白熱の接戦が続き、1勝1敗2分けで大将戦に決着が持ち込まれた。激しい打ち合いの末、1普連が2連覇を果たした。
大会結果は次のとおり。
【団体戦】
▽優勝=第1普通科連隊A▽準優勝=第32普通科連隊A▽第3位=第18普通科連隊、第35普通科連隊
【個人戦】
〈無差別級〉▽優勝=秋葉洋一(練馬)▽準優勝=渡邊康友(信太山)▽第3位=藤井康友(真駒内)、黒木隆次(習志野)〈中量級〉▽優勝=赤上洋一(練馬)▽準優勝=泉裕二(多賀城)▽第3位=吉田国浩(朝霞)、土井淳史(滝ヶ原)〈軽量級〉▽優勝=清水洸征(守山)▽準優勝=木村祐二郎(板妻)▽第3位=畠山裕典(弘前)、寺田昌弘(真駒内)〈女子個人戦無差別級〉▽優勝=小山和美(多賀城)▽準優勝=福田綾乃(八戸)▽第3位=甲地杏吏(八戸)、田中由香里(上富良野) |
|
「頑張っています」新しい職場 |
活躍するOB シリーズ |
セコム上信越(株) 野崎 研一 |
野崎氏は平成13年8月、第30普通科連隊を3陸佐で定年退職。62歳) |
|
平成13年8月に定年退職、セコム上信越(株)に再就職して現在9年目になりますが、現職当時と同様に元気一杯働いております。
人事部に所属、職務は主に表彰・制裁業務、定期採用1次試験、入社式・表彰式の実行企画、社員全員の昇級試験、業務上の交通費・通勤手当の申請チェック、その他多種・雑多の業務を担任しています。言ってみれば、人事部の「何でも屋」と言ったところです。
年下の良き上司・先輩・同僚に恵まれ、「自分なりに意欲的に働くことができる」環境の中で勤務できることに、幸運と幸せを感じる毎日です。
勤務2年を経過した頃、長時間の残業が続き過労からかと思いますが、病を得て2ヶ月程入院と自宅療養生活を強いられました。経歴からか、体力・気力を過信していたようです。熟年からの健康管理の大切さを身にしみて実感致しました。以来、休日の小サイクリング、終業後約6?のウォーキングを続け、健康・体力管理に努めています。
職場での勤務においては、次のことをモットーとして実践しています。
(1)常に明るく元気な態度で人に接すること。
(2)頼まれたことは直ちに取り組み、できるだけ早く届ける。
(3)どんな人に対しても同じ態度・同じ言葉使いで丁寧に受け答えする。
熟年域の年齢も手伝いこれを実践したお陰か、快く協力が得られ何のわだかまりも感じる事なく勤務できています。いつの間にか会社に「ある種の愛着」を感ずる様になったものです。これらの体験を踏まえ、「定年・再就職」「新しい職場に勤務」等について改めて考えてみますと、「なにごとも自分の心がけ次第」だな、と感じます。大切なことはその実践だ。「言うは易く行うは難し」とよく言われますが、何とかなるものです。
私も1〜2年で3度目の定年(60歳以降1年契約で64歳までの制度)を迎えますが、その3度目の定年まで、(1)〜(3)を実践し健康で元気に頑張りたいと思います。
取り留めもなく、拙い体験談でしたが参考になれば幸いかと思います。近くOBになられる方、OBになられて間もない方、頑張りましょう。
終わりになりましたが、ご苦労の多い現職の皆様のご活躍と、ご健康を祈念申し上げ、私の近況報告と致します。
|
|
|