2月3日、埼玉県所沢市にある防衛医科大学校(学校長・四ノ宮成●)の看護学科第3学年が校内にあるプールで遠泳訓練を実施した。これは、水泳能力を高めるとともに、遠泳を通じて体力・気力を錬成し自信をつけることに加え、安全管理(救助法等)を理解させることを目的としている。
11月から補備訓練を開始し、当初は全く泳げなかった学生もいた。しかし、徐々に錬成して泳力を身に付け、2月3日当日は4キロという訓練を実施。水泳教官や学生同士の声かけが素晴らしく、聞いていて感動を覚えた。正に今回の精神徳目である「忍耐力・責任感・団結力」をまざまざと見せつけられた。
訓練が終わった後は「足がプルプルする」「お腹すいた」「喉乾いたぁ〜」などと語っていた。看護学生として防衛医大に入校してきたが、看護師等の前に自衛官になるんだということを今回の訓練を取材して心から実感した。
医師や看護師の国家資格受験を目前に控えて、日本海海戦の際に士気を高めるために掲げられたZ旗を掲揚した=写真。20年以上前から防医大に継承されている文化。先輩から後輩へ、伝統の継承。 |