海上自衛隊は日米同盟の抑止力・対処力強化のため、11月1、2の両日、米海軍横須賀基地で米海軍との共同訓練(サイバー共同対処訓練)を行った。
海自のサイバーセキュリティに関する技量の向上、米海軍サイバー対処部隊との相互運用性の向上を図ることが目的。
海自から、海自システム通信隊群保全監査隊、米海軍から、米海軍NIOC-HAWAII N3J部が参加。サイバー攻撃等への対処を訓練した。
ハワイ海空域で
海上自衛隊は米ミサイル防衛庁と米海軍の支援の下、11月16日と同19日、米ハワイ州周辺海空域で護衛艦「まや」、同「はぐろ」の弾道ミサイル防衛に係る機能確認のための発射試験を行い、成功した。
日米が共同開発した弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイル「SM3ブロック 2A」を海自の艦艇が発射したのは初めて。今回の成功で我が国の弾道ミサイル迎撃能力がより一層向上した。
試験はハワイ州カウアイ島の太平洋ミサイル射場から発射された弾道ミサイル標的を「まや」、「はぐろ」がSM3で迎撃した。
「まや」はSM3ブロック 2Aを、「はぐろ」はSM3ブロック1Bを発射。それぞれ大気圏外で標的に命中させた。
護衛艦2隻が同時期にSM3発射試験を実施したのは初めて。また、実発射を伴わない追尾試験も11月21日に行い、新規機能を確認した。 |