|
|
1070号 (2022年3月1日発行) |
|
|
大寒波の中、総合戦闘射撃 <13旅団>
昼夜の除雪作業!!無事に完遂 |
第13旅団(松永康則陸将補=海田市)は2月初旬、あいば野演習場において「令和3年度総合戦闘射撃」を実施し、連隊本部の火力調整、増強普通科中隊各級指揮官の射撃指揮及び諸職種間の火力調整を演練し、諸職種の火力発揮能力の向上を図った。
あいば野演習場は1月に日本列島を襲った大寒波により、積雪量が人の胸位に達した。さらに、本演習間にも記録的な大寒波が襲ったが、第4施設団第6施設群の支援を受け、昼夜にわたる大規模な除雪作業が行われて、本総合戦闘射撃を無事実施することができた。
総合戦闘射撃は、各普通科連隊(第8・17・46普通科連隊)が保有する迫撃砲や対戦車火器に第13特科隊のFH70、第13戦車中隊の74式戦車が密接に連携して各種状況に応ずる射撃を行った。特に、冬季装備を保有する第8普通科連隊は、スキーを装着して攻撃前進するなど、その実力を遺憾なく発揮した。 |
|
カンボジア陸軍司令官を公式招待
「アジアの中における兄弟と呼べるものに」 |
2月14日から17日の間、吉田圭秀陸上幕僚長はカンボジア陸軍司令官のフン・マネット陸軍中将を公式招待した。1992年に自衛隊が初めてPKO派遣を行った国がカンボジア(国連カンボジア暫定機構:UNTAC)だ。あれから30年、節目の年に陸軍種間のトップが顔を合わせ、両国間の防衛協力・交流を推進していくことを確認した。
吉田陸幕長は「陸上自衛隊とカンボジア陸軍との防衛協力について具体的な道筋を付け、我々の関係がアジアの中における兄弟と呼べるものにしたい」と述べた。2013年からの能力構築支援、同年の日カンボジア防衛協力・交流の覚書署名、2020年の陸幕長として初の公式訪問等を踏まえて、フン・マネット司令官は「コロナ禍で2年間停滞していた両国の関係性についての話し合いを、皆で前に進めて行けると信じている」と期待感を示した。
フン・マネット司令官は同日に岸信夫防衛大臣、林芳正外務大臣、16日には岸田文雄首相とも会談した。 |
|
NEXT → |
|
|