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1069号 (2022年2月15日発行) |
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雪月花 |
選挙の年と言われる今年、全国各地で熱い戦いが繰り広げられている。筆者の郷里高知県でも市長選をはじめ各種の選挙が続いている。その一つ、中土佐町では1月に町議選があるはずだった。この選挙に自衛隊OBの高橋雄造氏(72)が出馬を表明していた。氏は4年前に初当選して2期目の選挙の予定だったが定員12名が無投票で選ばれた。経歴書には4年前と同じように陸上自衛隊少年工科学校(現在の高等工科学校)卒業、2陸佐で退官と大きく書かれているのが目についた。無投票で選出されることは氏の経歴と人間性それに過去4年間の実績が認められたと言うことだ。堂々と自衛隊OBであることを看板にしている高橋氏の影響を受けたのか、人口6千人余の中土佐町からは5人も少工校に進学し防大や部隊に進んでいる。同氏は任期の4年間、産業建設常任委員長、広報委員や自主防災会長をしてきた。特に南海トラフ地震が危惧されるこの町では誰もが防災に熱心で同氏への期待は高い。危機管理面でも高橋氏は自衛隊在職中の訓練経験が大いに役立っていると語る。自衛隊員も町議も国民に奉仕する点で共通しておりそのための活動をこれからも続けるとのこと。そして自分が今ここにいられるのは自衛隊に居たからだ、自衛隊には感謝の気持ちを忘れたことは無い、恩師のようなものだと言っている。自衛隊出身の政治家は中谷元衆議院議員、佐藤正久、宇都隆史両参議院議員など国政で活躍中だが地方政治家でも村井嘉浩宮城県知事を始め多くのOBが活躍している。そして全国の自衛隊出身の有志地方議員も含めて設立しているのが「武の会」。約160名が参加しており自然災害やコロナなどの情報等を共有し連携しているようだ。日本の平和と安全保障の舵取りをこの人たちに期待したい。 |
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「はやてくん」誕生!
公式キャラが決定
<横田基地> |
航空自衛隊横田基地(司令・伊豆原隆志1空佐)は、基地の公式マスコットキャラクターを「はやてくん」に決定した。決定に至っては、基地所在部隊等の隊員で結成された制作委員会が、基地所属隊員から応募のあった約30種のデザインの中から選出し、航空自衛隊横田基地に沿った由来、概念などを取り入れながら、約1年間の検討、改善を経て、令和3年11月に完成した。
かつて横田基地周辺に鷹場の境界があった地域の歴史から「ハイタカ」をモチーフとし、航空自衛隊の精強性、歴史と伝統を継承する精神、未来への飛翔を融合させてデザインした。名前の「はやてくん」は、疾風の如く、何事にも迅速に対応するイメージで命名した。また、トレードマークとして、鷹の特徴である胸の鷹斑(たかぶ)に横田基地のローマ字表記の頭文字である「Y」を施した。
平成24年3月に航空総隊司令部及び関係部隊が横田基地へ移転し、今年で10年の節目を迎える。これを記念して、「はやてくん」の着ぐるみも隊員が制作中である。今後、航空自衛隊横田基地公式マスコットキャラクターとして、国民から愛着を持ってもらえるように活用していく。 |
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