防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2009年10月1日号
-
1面 2面 3面 5面 6面 8面 9面 10面

視覚支援学校で音楽鑑賞会
《岩手地本》
9音が曲に乗せて“元気"運ぶ
2年ぶり開催に大盛況
-

 岩手地本(本部長・浅野浩一事務官)は8月28日、盛岡視覚支援学校で行われた陸自第9音楽隊の音楽鑑賞会を支援した。
 同校での自衛隊音楽隊による演奏会は2年ぶりの開催で生徒たちが待ちに待った演奏会であった。
 はじめに、千田校長が「音楽は沈んでいた心が元気になったり、荒れた心が元気になったり、心が癒されたりして素晴らしいものだと思う。皆さん今日は心から楽しみましょう」と挨拶。続いて行われた鑑賞会には、同校幼稚部から高等部までの全校児童・生徒と職員が集まり演奏に聴き入った。オープニングは同校の校歌を演奏、生徒達は普段とはひと味違った校歌の響きを楽しんだ。音楽隊はこのほかクラシックからポップスまで多彩な曲を披露した。曲の合間には蓑毛隊長が目の不自由な生徒にも理解しやすいようそれぞれの楽器の大きさや音色等を分かりやすく紹介した。
 演奏も終盤にさしかかると生徒達は席を立って踊ったり手拍子をしたりと体全体で音楽を楽しむ様子が見られた。また、アンコールの曲になると隊員達は生徒席の中に入り楽器に触れさせながら演奏し音の迫力を間近に体感させていた。
 教職員から「再度、第9音楽隊の演奏を聞けて感激しました。あの2年前の音響が思い出されました。機会があればまた生徒達に聴かせてやりたいです」と感謝の言葉が寄せられた。
 岩手地本では「今後とも演奏会を積極的に企画し、自衛隊への理解を深めてもらうよう努力したい」としている。


西方総監から第4級賞詞
《鹿児島地本》
適切な事故対応で
-

 鹿児島地本(本部長・村上良宏1海佐)徳之島駐在員事務所の所長・友野洋一郎陸曹長と松山勝良2陸曹は7月28日、用田和仁西部方面総監から職務遂行の功績により第4級賞詞を授与された。これは、昨年3月に発生した災派中の第101飛行隊の徳之島山中におけるCH―47JA墜落事故において、着任2日目の所長と所員の2人が、警察・消防等への各種調整、事故現場への捜索ルートの確定等、迅速かつ適切な初動対応を行ったこと、また、事後の地域住民・自治体による慰霊祭開催や慰霊碑建立にともなう地元と自衛隊との調整等、その道筋をつけたことに対するもの。
 表彰式は、本部長から伝達する予定であったところ、奄美大島視察中の用田西部方面総監の特別な配慮により、本部奄美大島駐在員事務所で行われた。
 式は総監から温かいねぎらいの言葉があり、受賞者はもとより、式に参列した本部長・方面幕僚も感無量となった。
 鹿児島地本では、「今回の賞詞授与に感謝するとともに、離島における勤務の重要性と誠心誠意、職務を遂行することの大切さを再認識し今後の募集業務に更なる励みとなった」としている。


合同企業説明会開く
《福岡地本》
企業担当者 即戦力の隊員に期待
-

 福岡地本援護課は8月26日(福岡国際会議場・参加隊員241名、参加企業数109社)、27日(北九州市立総合体育館・参加隊員数95名、参加企業数47社)の2日間、「平成21年度第1回任期制合同企業説明会」を実施した。
 説明会は平成12年度に始まり、平成18年度からは、退職予定隊員の多様化するニーズに応えられるよう福岡、北九州の2会場で行っている。
 今回の説明会は、昨年秋に端を発した100年に1度といわれる未曾有の不景気の影響を受け、参加企業も約2割少なくなったものの、企業からは即戦力になる人材確保のため、一人でも多くの隊員に面談にきてもらいたいと説明にも熱が入り、面談時間を越える場面も見受けられた。
 一方、隊員も大変厳しい雇用状況であることを十分認識し、例年に比べ一段と身なり、服装を整え、真剣なまなざしで面談に臨んでいた。
 参加企業からは「大変規律正しく頼もしい」「資格免許を持っているので即戦力となる」などの声が聞かれ、参加隊員、参加企業とも真剣勝負の2日間だった。


受験予定者がヘリ体験
《秋田地本》
20分間の“空の散歩"
-
 秋田地本(本部長・太田久雄1空佐)は8月29日、東北方面航空隊の支援を得て秋田駐屯地にてUH―1の体験搭乗を実施した。
 当日の秋田県は晴天に恵まれ、自衛隊受験予定者を主に集まった42名が、約20分間の飛行を楽しんだ。受付に集まった搭乗者の中には、初めて足を踏み入れる自衛隊の駐屯地に緊張した面持ちの参加者も見受けられたが、担当者の丁寧な説明と親しみやすい人柄に安堵した様子。搭乗を待つほとんどの人が、離着陸を間近で見ようとグラウンドに向かい、ヘリコプターの大きな音に驚きながらも、飛び立つ機体に興奮しながら手を振っていた。また、飛行を終えて機体から降りてきた参加者たちは一様に笑顔満開。搭乗者の間でも会話がはずむなど、搭乗者の好評を得て滞りなく終了した。
 体験搭乗を終えて、自衛隊受験予定者は受験の意思をさらに強固にした様子を見せた。秋田地本では、「より多くの人に体験搭乗を通じて自衛隊への理解を深めてもらいたい」と話している。

進路指導担当教諭に部隊等見学を実施
《奈良地本》
-

 奈良地本(本部長・佐々木正人事務官)は8月22、23の両日、県内の高校教諭ら9名の部隊等見学を海上自衛隊横須賀基地、船越基地及び陸上自衛隊広報センターの協力を得て支援した。
 この部隊等見学は、生徒の進路指導に携わる教諭等を招き、陸・海の装備品の見学などを通して自衛隊への理解を深めてもらう目的で実施したもの。
 第1日目は、船越基地に停泊中の護衛艦「しらゆき」の艦艇実施した。参加者は副艦長からブリーフィングや艦艇内の案内・説明を受け、装備品だけでなく艦艇内の勤務環境について理解を深めることができた。また、見学終了後には米軍基地において夕食をとり、高校教諭らと地本の懇親を深めた。
 見学第2日目は、朝霞駐屯地に隣接する広報センターを見学。高校教諭らは展示された装備品等を見て触れて体感し、陸上自衛隊の施設に満足した様子を見せた。
 今回の見学は、高校教諭らにとって自衛隊を身近に感じることができる貴重な体験であり、「生徒に自信をもって自衛隊を勧められる」など非常に有意義であったという声が多く寄せられた。


「わたしの仕事館」で自衛隊活動PR
《京都地本》
-

 京都地本(本部長・大内田憲治1陸佐)は8月24日、京都府精華町の職業体験施設『わたしの仕事館』において、自衛隊広報コーナーを開設した。
 当初、ホールで京都地本広報室長・高岡3陸佐による自衛隊のスライド説明が行われ、「―自衛隊の仕事―国民の安全・安心を担う究極のレスキュー」を演題に国際貢献活動や8月初旬に発生した兵庫県佐用町の豪雨による災害派遣等を紹介し、海外や地域と密着した自衛隊の活動を写真入りで紹介した。
 会場内では大久保駐屯地第7施設群本部管理中隊が偵察バイク、第102施設器材隊が災害時に活躍する人命救助システムの器材をそれぞれ展示した。実際に見て、触って、体験するコーナーに多くの家族連れが集まり、行方不明者を捜索するスコープをのぞき込み、隊員に様々な質問をする姿も見られた。京都地本では、更に地域と密着した広報を行っていきたいとしている。


10面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc