プロボクシングWBC世界フライ級王者・内藤大助(35)=宮田=と挑戦者の同級3位・亀田興毅(22)=亀田=の試合が11月29日(予定)に行われることになった。内藤にとっては5月26日にV5を達成した熊朝忠(26)=中国=戦以来のリング。
　亀田は9月5日の対ウンベルト・プール(34)=メキシコ=にKO勝ちしているので「チャンピオンに、オレがいかに強いかを思い知らせてやる」と“ビッグマウス"復活だ。
　しかし、盛り上がる両陣営に対して、周囲のボクシング関係者、ファンは意外と思えるほどに冷やかな目を向けている。「興毅の相手は元北米ライトフライ級王者というけれど、いまはランキング外の選手。練習不足で体はゆるみ、サンドバックのように殴られっ放しだった」と、5回2分29秒KOをシラケムードで見守っていた。
　内藤にしても、熊戦はバッティングによって救われた「ドタバタ防衛」だったと見る向きが多かった。本人も「ぶざまな試合をしてしまい、申し訳なかった」と「おわび行脚」に出たほどだったのだから。WBCからの「期間中に1位ランク選手との対戦」指令を回避していただけに「今度こそ、スッキリした形で勝負をつけたい」はずだ。
　その上、2年前の07年10月、興毅の弟・大毅(20)=亀田、当時WBC11位=と対戦したとき、大毅が内藤を抱え上げ、投げ飛ばすなどの反則技を連発して1年間の出場停止処分を受け、父親・史郎氏までが、無期限セコンドライセンスの停止をいい渡されている「因縁の対決」なのだ。
　「熊戦のケガはまったく問題ない。その後のトレーニングもおさおさ怠りなしだ。興毅?　いいたいヤツにはいわせておけばいい。プールに勝ったとき“ようく目を見開いてしっかり試合を研究していれば、今度はそこそこの内容になるはず"と大口をたたいたそうだが、その発言はそのままノシをつけてお返しする。ファンに納得してもらえるいいファイトをお見せしたい」と内藤。
　気になるのは、現在同級1位ボンサレック・ウオンジョカム(タイ)の存在。内藤は02年4月、当時王者のウオンジョカムに挑戦し、世界フライ級タイトルマッチ史上最短の1回34秒KO負け。1年半後の2度目の挑戦も、7回負傷判定負けしている。王座についたのは07年7月、3度目の挑戦に勝ってのこと。
　興毅戦に勝っても、内藤は1位のボンサレックと再び対決しなければならない。ちなみに、話題を呼んだ大毅戦は、王者・内藤の初防衛戦だった。
　さて、注目の内藤・亀田興毅戦の予想だが、大方のボクシング関係者は「キャリア十分、場数を踏んでいる内藤が7・3で有利」と見ている。しかし「兄貴として、意地でも負けられない」とうそぶく興毅の若さとパワーも不気味ではある。
　「負けたら引退?　そんなこと考えたこともないが、将来の夢はある。全国の学校を回って、いじめられっ子を勇気付けてやれるような仕事(講演活動)がしてみたい。オレって実は小、中学校時代、典型的ないじめられっ子だったんだ」という内藤。いずれにしても、ボクシング界の語り草になるような1戦を期待したいものだ。

　Hi!皆さん。いかがお過ごしですか。すっかり秋めいてきました。虫の声を楽しんでいますか?　秋の夜空にでる月を観賞していますか?　世の中がめざましく変化していく中で、自然はゆったりとそこにあります。人間が歩み寄ってくるのを待っているかのように、すばらしい空間と時間を用意してくれています。冬にはいるまえのすばらしい時間を、ゆっくりと楽しみたいものですね。

　今回の表現は、“I have an aversion to gambling"「ギャンブルには抵抗があるんだよね」です。Gamblingが使ってあるのは、ギャンブルをすること、ギャンブルに手を染めることを意味しています。Aversionは、あるものを不愉快に思うことです。そしてそれを避けようとする気持ちを表します。日常生活の中にある、「嘘をつくこと」、「ギャンブル」、「サラ金でお金を借りること」、「ドラッグ」といったものを、良く思わない、不愉快に思うという感覚で避けるときに使う言葉です。そういったこだわりは、生活には必要なこだわりですね。

　秋、今年の秋は、本当に秋らしい天気が続いています。その期間もすぐに過ぎ去ってしまいます。心身ともにリラックスして、夏の疲れをとり体を癒したいものですね。それでは、ストレスのない陽気で楽しい生活をお過ごしください!
　See ya!
(小平学校)〈スワタケル〉
(イラストも)