5月28日、火箱芳文陸上幕僚長が西部方面隊(総監・用田和仁陸将)を初度視察した。 この日の午後、健軍駐屯地に到着した火箱陸幕長は、殉職隊員慰霊碑に献花を行った後、西部方面総監部へ移動、用田西方総監の出迎えを受けたあと、第5地対艦ミサイルと西部方面音楽隊で編成する儀仗隊(儀仗隊長・第5地対艦ミサイル連隊第1中隊長林3佐)の栄誉礼を受けた。 幹部挨拶の後、用田総監から西部方面隊を取り巻く環境、島嶼防衛を担任する西部方面隊の特性、統合運用の先駆けとしての方面隊演習をはじめとする部隊の「強靱性」を向上させる新たな方面隊の取組みについて状況報告を受けて、方面隊の隊務の現状を承知するとともに、健軍駐屯地生活隊舎の視察を行い、部隊の服務指導施策と隊員の生活環境の現状を確認した。 生活隊舎の視察においては「平素から同僚との触れあいを大切にし、戦う仲間としての信頼関係を育んでもらいたい」と隊員一人一人を激励した。最後に師団長等に対する訓示を行うとともに、師団長等と隊務運営に関し、意見交換を行って西部方面隊の視察を終了した。