防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年3月1日号
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「嗜好にあった献立を」
中空で調理競技会開催
《小松》
代表17隊員が技量競う
優勝は大野直子2曹(6空団)
2-1
審査員の前で懸命に調理に励む代表17選手(小松基地で)
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2-2
競技会長の片岡司令官と優勝した大野2曹
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 中部航空方面隊(司令官・片岡晴彦空将)は1月28日、第2回調理競技会を小松基地(司令・石野貢三空将補)体育館で実施した。
 今回のテーマは、「営内者の嗜好にあった献立」で、隷下各基地等から17名の代表選手が参加した。選手達は、普段の厨房内での調理とは異なる雰囲気の中にもかかわらず、能力を十二分に発揮するとともに3時間の制限内で4人分の料理を懸命に調理し、その技量を競った。
 審査は、中空幕僚長を長とし、総務部長ほか小松基地の営内者を含む計9名の審査員が、調理技術、栄養管理、衛生管理、安全管理等を評価した。
 厳正な審査の結果、順位が決定したが、その差は拮抗したものだった。
 競技会の成績は、▽優勝(6空団)大野直子2曹、▽準優勝(7空団)松尾慎一郎3曹、▽第3位(1警群)窪田貴子2曹が入賞を果たした。審査員特別賞は、営内者審査員の評価が高かった(23警群)加藤裕樹士長が獲得した。
 優勝した大野2曹は「運営部隊からの出場ということで、大きなプレッシャーを感じてました。給食小隊の皆さんのご指導等を受け頑張ってきた甲斐がありました。素直に嬉しいです」と喜びを語った。
 この競技会には、1高群司令、4高群司令をはじめ、中警団整補群司令等多数の部隊長が応援に駆けつけ盛大な競技会となった。

自衛隊中央病院に入院して
北関東防衛局 鎌田昭良
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 病気になることなど自慢できる話しではありませんので、本来であれば黙っていたいのですが、日頃の不摂生と行いの悪さ(?)が祟って、昨年の11月末から本年の1月にかけて、自衛隊中央病院に入院する事態になってしまいました。50年近い人生において初めて年末年始の貴重な時間を病院の中で経験することになりましたし、おかげで自衛隊中央病院の屋上から今年の初日の出を拝むことができました。
 私自身、自衛隊中央病院に入院したのは今回が初めてのことでした。かつて20代の後半に同じ病気で部外の大きな病院に入院したことがありますが、その時と比較して一番感動し、かつ感謝していますことは、自衛隊中央病院のスタッフの方々の「献身的な対応」です。
 患者を治療する立場にある医師の世界では当たり前のことなのかもしれませんが、担当のH医師、K医師、T研修医は土日、祝日に関係なく、治療に当たってくれました。患者が回復傾向にある状況でも、ほぼ毎日患者の元を訪れ、親身になって、患者の話しを聞いてくれるとともに、丁寧かつ正確に病状の説明をしてくれました。自衛隊中央病院には私のような自衛隊員、その関係者だけでなく部外の方も入院しています。大勢の患者を同時に診る立場になれば、往々にして、機械的かつ事務的な対応になりがちなものですが、自衛隊中央病院はそうしたことはなく、病状が快方に向かえば共に喜び、治療の効果が出なければ、患者以上に悩んでくれるというように先生方の献身的な対応がとても強く印象に残りました。若い研修医の先生にも総合医として腕を磨こうという強い意欲が感じられ、将来が楽しみに感じました。
 病棟看護師長のIさんも、私を始め担当する患者の元に毎日のように顔を出し、看護上の観点からの患者に声をかけるとともに、ともすれば沈みがちな患者の気持ちを考えて、明るく話しかけてくれました。
 女性看護師さんなどの看護スタッフの方は、24時間、入院患者の身の回りの世話をしなければならず、肉体的にも精神的にもとても辛い仕事だと思います。夜勤をした看護スタッフは夜勤終了後、直ちに家で“爆睡"だそうです。そうした過酷な勤務状況の中でも皆、明るく親身になって患者の看護に当たってくれていました。
 とても恥ずかしいことですが、入院中にトイレで貧血を起こし倒れたことがあり、女性看護師のKさんに介抱してもらいました。いいオジサンがそんな醜態を見せてしまいましたので、以降、Kさんには頭が上がらなくなりました。
 自衛隊中央病院は本年の3月に新病棟が完成し、日本でも有数な施設と最新鋭の設備が導入されることになります。医学の世界はそれこそ日進月歩ですので、自衛隊中央病院に最先端の医療機器が導入されることは当然なことなのでしょうが、今回の私自身の入院生活を通じて感じたことは、自衛隊中央病院の最大の資産はその献身的な医療スタッフではないかということです。
 病気になれと言うことはできませんが、不幸にして病気になってしまったら自衛隊中央病院で治療を受けることをお勧めします。自衛隊中央病院に新病棟ができれば、それこそ鬼に金棒に違いないと思います。立派な施設と献身的なスタッフを擁する病院を持つ防衛省・自衛隊の隊員で良かったと改めて感じました。

地元中学生が職場体験学習
《大村航空基地》
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 海自第22航空群(群司令・中田芳基海将補)は1月21、22の両日、大村市立郡中学校(一瀬明則校長)2年生7人(男子3、女子4)及び、1月27から29の3日間、大村市立西大村中学校(川端利長校長)2年生10人(男子7、女子3)の総合的な学習の時間(職場体験学習)を支援した。
 この職場体験学習は、労働を通して得られる就労の尊さ、地域に所在する職場で働く人との触れ合い活動、及び生徒それぞれの進路選択の方向性を示唆する貴重な学習として毎年実施支援している。
 大寒を迎え九州(長崎)も今年一番の寒さの中、生徒達は気迫と若さで学習に臨んだ。
 両校生徒とも朝から、元気に笑顔で「おはようございます」と挨拶し大村航空基地に来隊、広報室長から期間の学習予定と基地概要説明を受けた後、早速、海上自衛隊航空部隊の各仕事を体験学習した。
 体験学習の一環として企画したヘリコプター訓練装置の操縦体験及び航空機見学では、初めての体験に大感激、展示説明したパイロットに、「どうしたらパイロットになれますか?」「女子でもパイロットになれますか?」と積極的に質問している様子が印象的だった。
 学習終了後の所感文で「いろいろな実習ができて、大変勉強になった」「将来は海上自衛隊へ入隊したい」「昼食が大変美味しかった」「また、体験学習したい」などの所感を述べ、総合的な学習の時間(職場体験学習)は、終始和やかな雰囲気で終了し、笑顔で大村航空基地をあとにした。

トレインチャンネルで自衛隊PR
ステーションチャンネルも
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 陸上自衛隊は2月16日から22日までの7日間にわたって、青少年層から陸自携帯サイトにアクセスしてもらうため、トレインチャンネルなどで告知広報を行った。
 トレインチャンネルでは、JR山手線・中央線・京浜東北線の電車内で15秒CM(音声なし)を約20分に1回、また、ステーションチャンネルでは、JR新宿駅・渋谷駅構内で30秒CM(音声なし)を約30分に1回、それぞれ放映して陸自携帯サイトの主要コンテンツを紹介した。一方、海・空自衛隊も、この放映に合わせて同種のCMを放映している。
 なお、3月20日から26日にかけて、陸自PCサイトのリニューアルを告知するため、インターネットTV(Gyao)でも配信を予定している。

須藤画伯が自作絵画寄贈
《防衛省》
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 須藤眞啓(すどう・もとあき)画伯(58)が2月16日、夫人とともに防衛省を訪れ、自作の絵画「サンタカタリーナの森」(120号サイズ、132cm×196cm)を寄贈した。
 この日、須藤画伯夫妻は、内局広報課職員の案内で浜田靖一防衛大臣表敬などを終えたあと、自作の絵画が既に飾ってあるA棟1階ロビーに移動、改めて感慨深そうに作品に見入っていた。
 また、須藤画伯は、今回の絵画の寄附について「隊員の情操の涵養や士気の高揚に役立ててもらえれば」とその趣旨を語っている。
 須藤画伯は横須賀市在住の画家で、平成12年度から陸自少年工科学校後援会会員として協力・支援活動を開始し、平成19年度防衛省オピニオンリーダーに委嘱された。防衛省・自衛隊に対して過去に数枚の絵画を寄贈しているほか、災害救援ボランティアとして各種災害において現地で活動を実施している。
 また、芸術家としての創作活動を実施する一方で、プロファイル画(経年人相画)の第一人者として、逃亡中の容疑者や拉致被害者の経年人相画の作成を通じた犯罪捜査への協力及び「NPO法人子供の安全と美しい町作り推進機構」を主宰するなど、幅広い社会活動に積極的に従事している。

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